あえて、今思うのですが、
一般のお寺のイメージって
どうなんでしょうね?
私が子供の時、お寺の事をどうイメージしていたか?
ちょっと、思いおこしてみました。
「...。」
「......。」
う~ん。
「セミとか取りに行くところ」(笑)
「隣接するお墓で幽霊が出ないかどうか確かめに行ける、わくわくできるところ」(笑)
「お寺によってはいつも門が閉まっていて入れないところ」
「建物や全体の雰囲気が時代劇に出てくるかんじ」
ぐらいかな?
イメージは
実際その当時体験してきたことが多いですね。
その当時からお寺に商品の納品やお寺の柱の漆を塗り替えてその上に新しく金箔を貼ったりするような現地仕事に付き添いで同行していたため。子供の役得で沢山のお下がりのお菓子やジュースをもらったりしており
どちらかと言うと、僕的には楽しい所でした。
その当時から、お墓とかあまり怖くなかったですし、オカルト少年でもありましたから。ある意味パラダイスですよね。(笑)
お墓よりも「あなたの知らない世界」の方が怖かったですよ!(笑)
昔自分が住んでいた近隣のお寺の多くがそうだったのかどうかはわかりませんが、お寺の広い敷地で子供が遊んでいても咎められないケースが多かったです。
無論、お墓にいたずらしたり、本堂のほとけさまを触ったりする様なことはだめですが、多くの子供たちは、僕も含めて、そこは節度を持っていた様に思います。
何か神聖な所である様な、悪いことしたら罰が当たる様な感じかな。
ほとけさまに見られている様な...
いや、見守っていただいているような感じですね。
それに、お墓が隣接しているケースもあり、亡くなった方も沢山そこにいて見守ってくださっている様な雰囲気。
そう! 安心感。
また、人が亡くなることを感じられる場所。でもあります。
「メメントモリ」ですよね!
今お寺は、社会背景の変化や人々の宗教(仏教)への思い方の変容などによって
新しいフェーズに入っていかなければならない様です。
そういう意味では、お寺と言う場所を残していくためには、
様々な人が集まる様な斬新なイベントをすることや
最近、大きく動き出そうとしている宿坊ホテル事業も必要な事でしょう。
それと共に、勿論、私たち関連業者も変わらざる得ないのは必至です。
ですが、何がどう変わろうが仏教の根本は不動であることを願います。
見えないもののやさしさを感じる
体験の場であってほしいと思います。
また、次につながっていく場所でもあってほしい。
宗教色(仏教色)を抜いた寺院は、”がらんどう”にすぎないし
例えば、仏教瞑想にしても
マインドフルネス瞑想が宗教色(仏教色)の抜いた瞑想だとすれば
それは、”外道”なのですから...。