こんにちは。
東大阪市の仏壇屋「稲田法輪堂」(@butuzou)です。
NHKスペシャル「高野山 千年の襖絵 空海の世界に挑む」を見ました。
高野山金剛峯寺の白ぶすまに、日本画家・千住博氏が史上初めて筆を入れた。
高野山金剛峯寺の
なにも描かれていない白い襖の部屋。
“茶の間”と“囲炉裏の間”。
弘法大師空海の掛け軸を掛けられた床の間のある部屋と、その横の部屋の襖。
何が描かれるのだろうか?
森羅万象の声を聞いたという“空海”
若き空海の目の前に見えたもの。
襖に描かれたのは、“瀧”と“崖”。
和紙を手で揉んで皺をつくられたり、エアスプレー(?)で吹き付けられたり、胡粉をといたものを上から垂らされたり。
全神経を“襖がふさわしいものとなるように”と描くものを決めていかれたり、描きながらも絵との会話で進められたり。
完成した襖
完成した襖がはめ込まれたその光景は、そこにすでにあったかのように溶け合っているように見えました。
はめ込まれたあとの“崖”は、「荒々しく険しいのではなく、やさしさを感じる」とのナレーションが。
千住氏も、「崖に生えている木々が生きていることを絵から教えられた」とおっしゃっていたのが印象的なシーンでした。
部屋の向こうに
そして、最後で
空海の掛け軸の掛けられた部屋の向こうに、そのことをまだご存じでなかった千住氏が空海の存在を感じておられた通り、空海の像がまつられていたのでした。
うまい言葉が見つからないのですが空海であり、襖の部屋であり、その空気感でありに「ふさわしく合うものを」と、波長をあわせ絵として目に見せてもらえたその様子が、一緒にたどりつけたかのように見せてもらえました。
お寺の広報誌を拝読しました。 神仏に祈れば救われるか 「神峯山寺だより」2021年号のご住職様の言葉が、とても明解で力強さをいただけたのでご紹介したいと思いました。 神仏に祈ればコロナ禍から[…]
特別展に行ったときのレポートです。
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