平安時代のお守りの中に仏像と供養台が見つかった


こんにちは。
東大阪市の仏壇屋「稲田法輪堂」(@butuzou)です。

お守りの中に
仏像と供養台がある。
懸守にこめられた思いを想像しました。

四天王寺に伝わる
平安時代後期の国宝「懸守(かけまもり)」の中に、
高さ3.3センチの精巧な仏像が納められていることが分かったそうです。

【懸守(かけまもり)】

首に掛ける守り袋。
円筒形のきり材を2つに割り,内部をくりぬいて護符を納め,1つに合せて錦布で包み,装飾金具をつける。
大阪四天王寺に平安時代の遺品がある。

四天王寺の桜型の国宝「懸守」。

その中には、
彩色・金箔を施された仏像、
もう一方に供養台、香炉など。

両面を合わせた状態で密閉されているのが
X線によるCTスキャナーで発見。

画像で見ると、桜型の懸守は
表面にもとても美しい桜模様の彫りと彩色も施されています。

ああ~
ここに画像を載せられればいいのだけれど。

本当に細工も繊細できれいなお守り。

いつも思うのですが、
これだけ繊細なものをと
願われる方の思いと、
作り上げられる方の思い。

そして
思い描かれている世界観。

どんなものだろうと想像し、
思い描いてみたりします。

「人の目に触れることがないにもかかわらず高度な意匠が凝らされていることから、末法思想を背景に広まった四天王寺信仰の中で、極楽浄土を願う高貴な人物が寄進した可能性が考えられる」

人の目に触れることがない部分。
ここです!

“見えるか” ”見えないか”ではないところ。

これだけかける意味がある。

思いを世界観を
モノにして表現する職人さんの技。

見えてくるものがある世界。

惹かれるものが見えてきます。

新聞記事に懸守と中の仏像と供養台の画像があります。

毎日新聞

 大阪市天王寺区の四天王寺に伝わる平安時代後期の国宝「懸守(かけまもり)」の内部に、高さ3.3センチの精巧な仏像が納めら…

 

懸守の内部に納入されていた彫刻の3Dプリンターによる再現された画像があります。(恐るべし3Dプリンター…)

 


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