常滑やきもの散歩道に行って来ました。


こんにちは。
東大阪市の仏壇屋「稲田法輪堂」(@butuzou)です。

窯や煙突があり古い趣のある建物や風景がある
「常滑のやきもの散歩道」を、歩いてきました。

とても静かでいい時間を過ごせましたのでご紹介します。

常滑では平安時代末期からおよそ900年の間、絶えることなく日常に使う焼き物を作りつづけてきました。日本六古窯の一つに数えられ、その規模はその中でも最大のものとされています。常滑の土は大きなものを作るのに適していたため、平安や鎌倉の頃には、すでに日本全国に常滑の壷が運ばれ使われていました。現在「やきもの散歩道」で見られる景色は、常滑の長い歴史の中でも明治から昭和にかけてつくられた窯や煙突群からなっています。

とこなめ招き猫通り とこにゃん

常滑は国内最大級の招き猫の生産地。
名鉄常滑駅から、やきもの散歩道の出発点まで、39体のご利益陶器製招き猫と「見守り猫とこにゃん」が。

とこにゃん

「とこにゃん」は、高さ3,8m 幅6,3m。

大きさにビックリします。
が、後ろからは見ないで。と思います。

とこにゃんを見上げる猫

とこにゃんの横で遊んでいる猫

動きがあって本物みたいでした。

郵便ポストの上の猫

こちらのポストは、
「常滑市陶磁器会館」正面玄関左側にあります。

常滑市陶磁器会館

やきもの散歩道の出発点。

廻船問屋瀧田家

江戸時代から廻船業を営んでいた瀧田家。(市指定文化財)

常滑は焼き物の町であると同時に、江戸時代から明治時代にかけて廻船の町でもありました。常滑を代表する廻船主のひとつが瀧田家です。

無尽灯

幕末から明治中頃まで使われていた菜種油を用いる灯火具。全国に100基ほど残っているといわれていますが、瀧田家の無尽灯は、今でも使うことの出来る貴重なもの。

諸葛孔明「出師表」の急須、「月落不離天」の掛け軸

床の間に、
諸葛孔明の「出師表」の文が刻まれた“朱泥細字彫急須”。

禅宗の書『五灯会元』から
「月落不離天」と書かれた掛け軸。

「五灯会元」福厳守初禅師の言葉
【月落不離天】(月落ちて天離れず)

修行僧に「仏法とは」と聞かれ、
「毎夜月は沈むが天を離れたわけではない。つまり、仏法(真理)は目で見ることはできないが、沈んだ月がまた次の日姿を現してくるようにあなたから離れることはない」と答えたとされる。

「月落不離天」。
仏法のあたたかさ(?)を感じる言葉に出会えて、うるっときました。

瀧田家の水琴窟

竹の筒から水琴窟の音が聞こえるよ。
筒に耳を当てなくても、けっこうな音で聞こえる。けれど、ずれると聞こえない。

散歩道の無料休憩所に飾られていた七福神

開いた窓際にさり気なく並んでいた小さなかわいい七福神。

土管坂

やきもの散歩道を象徴する坂道。明治の土管と昭和の焼酎瓶が壁をおおい、足元には滑り止めとして土管の焼成時に使った焼台が埋め込まれています。
(ふるさとの坂道30選)

土管坂に敷かれている「ケサワ」。
土管を焼く時に土管の下に敷いて使ったものです。

登窯(陶榮窯) 重要文化財

現存する日本最大級の登窯。
8つの焼成窯、高さの異なる10本の煙突が特徴。
昭和49年まで実際に使われ、昭和57年に国の重要有形民俗文化財に指定。
(現存する日本最古、最大級)

登窯広場展示工房館

映画『20世紀少年』ロケ地

登場作品「最終章 ぼくらの旗」

光明寺のさくら

りっぱな桜!
上を見上げても、下の桜のじゅうたんもいい感じでした。

ノスタルジックというのですか、とてもいい感じの散歩道でした。

常滑やきもの散歩道(公式HP)

常滑やきもの散歩道と、その周辺。観どころ、寄りどころ とこなめ散歩…

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