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錫杖とは

錫杖について

錫杖とは、主に真言宗、天台宗の密教寺院の僧や修験道の行者が使う梵音具(鳴物法具)である。比丘十八物のひとつで遊行僧が携帯する重要な道具でもあった。

錫杖のかたち

形状は、上部に金属製の輪をのせ、その輪にやはり金属製の小さな目のリングを通したもので、錫の輪が六環、九環、十二環のものなどがあるほか、五鈷杵と錫杖を組み合わせたものがある。錫杖は鳴仏具であるため、材質もよく鳴る砂張が使われ、焼き型のものが高級品である。

古来の文献からは、日本の奈良時代の「大安寺資財帳」に形状、寸法が詳細に記されている。又、中国唐の僧 義浄の「南海寄帰内法伝」の錫杖の項で輪の数についてや錫杖の発する音について述べられている。

因みに一般的に一番多使用されている六輪の錫杖の場合、“6”は菩薩の錫杖で六波羅蜜と表しており、外形の円形の輪は無限の虚空を表し、頂天の五輪は仏教の法界の塔婆を表しているとされている。十二環の“12”は,縁覚の錫杖を意味しており、十二縁起を表していると言う。

片手で持てる短いものから杖の様に使える長いものもある。どちらも振って音を発して使う。

法輪堂 特選錫杖はこちらへ

【錫杖について 目次】

錫杖が表わすものとは

錫杖を使用する効果・意味は3つ考えられ、『四分律』巻五十二や『十誦律』巻五十六には「諸比丘が道を行くに蛇蝎、蜈蚣、百足を見る。未だ欲を離れざる比丘は、見てこれを怖れ仏に白す。仏曰く、錫杖を捉りて揺ることを聴す」とか、「仏、寒林の中に在りて住す。諸々の腹行の毒虫多くして諸比丘を噛む。仏曰く有声杖を作りて毒虫を駆遣すべし」とある。錫杖あるいは有声杖とあるから、ゆすると音を発する杖を用いて、行路に出る毒虫等を逃してやり、僧がこれに嚙まれないようにしたということである。さらには、百獣等をも防御することができたのであろう。以上が、錫杖の本来の用いられ方なのであろう。

ところで、『根本説一切有部毘奈耶雑事』第三十四の「他人の舎に到りて乞食するに、門を打すべからず、まさに錫杖を揺動して声を作し、ために驚覚すべし」ということや、『大比丘三千威儀』の巻下の「一に蛇虫のための故に。二に年老のために故に。三に分衛の為の故に」とあることをまとめてみると『四分律』『十誦律』のいうような、行路の蛇や毒虫を逃し、あるいは踏み殺すことを避けるばかりでなく、分衛(托鉢・乞食)すなわち、互いに僧同志が所在を知らせあっておのおのに危害が及ぶことを避けようとしたことも考えられる。

また、托鉢・乞食で家や店の前に立ったときに、家人にそれを報せるためにも錫杖を鳴らせということである。さらに、分衛と同じような用途として、年老いたものが、音のする錫杖を用いることによって、他人の注意を促し、時として歩行上の障害を生ぜしめない、安全を他が保っていやるということにも適当するということが述べられているわけである。

錫杖

錫杖や密教法具製作の歴史

錫杖などの密教法具は日本では平安時代頃、中国の唐より伝わって以来、主にその法具の造形を基に京都などにおいて金工職人の手で製作されてきました。

その流れの中で日本独特の美意識が重なりより磨きをかけられ、技術の向上と伝えられてきている宗教観を基に現在までに幾度かの進化を経て、密教法具の製法や造形は、現在の職人へと受け継がれています。 

(参考)密教法具の伝来

京都法具職人が作る最高峰の密教法具

法輪堂でご紹介の“錫杖(密教法具)”は、一部を除きほとんどが“京都製作”のものでございます。その中でも選りすぐりの錫杖(密教法具)です。

錫杖の動画

錫杖の用途

錫杖は行者(宗教者・求道者)が密教の加持祈祷などの修法中に用いることを主としています。

寺院の一般参拝者への祈祷などにも用いられ、有名な所では、全国の成田山寺院の車加持でダイナミックに使われている場面がよく見られます。

多くは三拍子で錫杖を縦に振りながら、それに合わして経文を唱えます。密教系僧や修験道行者が唱えるお経は、九条錫杖経、般若心経、光明真言が多く見られます。

寺院関係者、山伏行者の方など、篤い信仰心を持たれた方々に向けてより良い錫杖をご紹介しております。お問い合わせなどお気軽にどうぞ!

お問い合わせ

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法輪堂取り扱いの錫杖

古来より伝わる伝統的な技術によって、
京都の工房で制作されています。

別上 本焼錫杖

〔仕様〕本焼き(佐波理)、黒檀柄

別上 真鍮錫杖

〔仕様〕真鍮磨き、黒檀柄

長柄錫杖 継柄仕様

〔仕様〕長柄、継柄

十二環錫杖

〔仕様〕十二環、黒檀柄

極小錫杖

〔仕様〕鳴金(佐波理)、黒檀柄
   

極小 鳴金錫杖 南無大師遍照金剛文字入り

〔仕様〕鳴金(佐波理)、黒檀柄
    文字彫入り