
難しく考えないでください。
お仏壇を迎えたり、供養の場所をつくられた場合に
ほとけさまや故人の供養をちゃんとしたいって考えている方は
多いと思います。
また、したくても、お仏壇屋さんとかに聞きに行くのは
面倒だと思われているかもしれません。
そこで、
基本のお祀り(供養)の方法(特に仏具の置き方)を
ご説明したいと思います。
是非ご参考になさってください。
正しいお祀りの仕方は、基本を押さえていれば
難しくありません。
宗派ごとのきまりなどは今回除きます。
宗派別仏壇飾り一覧(宗派の豆知識) ※参考までに
とりあえず、2点だけ押さえて下さい。
【本尊のお祀り】と【三つの御供(供養)】
あくまでも日本の仏教での供養の話ですよ!
1.本尊のお祀り
これは、必須です。
あたりまえでは?という声も聞こえますが、
意外に日常様々なケースに関わっていると
本意ではない、仏様をお祀りしている場面に出くわします。
また、位牌もしくは過去帳しかない事もあります。
過去帳は本来、手を合わせるものではありません。
ですので、無宗教ならいざ知らず、
ご本尊様をお祀りして
亡くなられた方のご供養をするべきです。
では、次をご覧ください。
それぞれ、宗派の本尊様がおられます。
真言宗 :大日如来
禅宗 :釈迦如来
日蓮宗 :法華曼荼羅、三宝尊、日蓮聖人
浄土宗 :阿弥陀如来(舟型光背)
浄土真宗:阿弥陀如来(西型・東型)
お仏像では無くてもいいですよ、掛軸や折畳本尊でも大丈夫です!
あと、ご自分が信仰されている仏様でも
わかっておられれば、良いかと思います。
(例えば、観音菩薩や薬師如来など)
ご本尊さまは大切です。
(とりあえずは、ご本尊のみでいいです。)
というのも、
亡くなられた方々は、それぞれの信仰される
仏さまに浄土(極楽)に導かれたり、
次の生が良いものになる様にしていただけるからなのです。
そして、
ご本尊様の左右横もしくは1,2段下げて
位牌などを置くべきです。
2.三つの御供(供養)
三つの供養とは、「灯」と「香」と「花」。
灯
・灯:ろうそくの明かり。
仏法の智慧の光を表します。
ローソク立が必要です。
香
・香:お線香や焼香での香り。
その場の空間を清浄化します。
又は、香食といって、亡くなられた方が、浄土に行く道すがら
食べる食物になったり、この世にいる精霊がその香りを食する
事により善行となり、それが果報となり、亡くなられた方や
お供えした人が功徳を得るというものになります。
机上香炉(きじょうこうろ)が必要です。
花
・花:仏の徳たたえるお花です。または、枯れる事などを見て無常を
感じたり、仏像修行における波羅蜜(忍辱)の修行を表してい
るものとされています。
お花立が必要です。
三具足
ローソク立、机上香炉(きじょうこうろ)、お花立の
三つを合わせて
“ 三具足(みつぐそく) ”と言います。
この三つは重要だと思いませんか?
ローソク立とお花立は一個づつで良いですよ。
三具足
ただし、並び方があります!!!
こちらから(手を合わせえる人から)向かって、
右から
・ローソク立
・机上香炉(きじょうこうろ)
・お花立
あと、お水やお茶の飲み物やご飯や故人がお好きだったものは
適宜、好きなようにしてください。
どうでしょうか?
こう書いてみると、たくさんあるようですが、
いざ、並べてみると簡単なものです。
これから、ご供養の場所を作る方も
既にお仏壇や供養の場所のある方も、
チェックしてみて下さいね!
もし、わからないことなどがありましたら
お気軽にお問い合わせください。^_^
稲田法輪堂では、心から落ち着いたと思っていただける安心をお届けしています。