– 京仏師による仏像とは –

(8) 国産の漆、国産の砥石、京もの文化

京仏師 冨田珠雲 極彩色 不動明王
【 京仏師 冨田珠雲 極彩色 不動明王 】

国産漆

国産漆は、薄く塗ることができるので彫刻の良さがしっかり表現
でき、丹精に仕上がります。その土地の漆で塗ると強いといわれ
ています。

海外産漆

国産漆に対して中国産や海外産の漆は、厚ぼったくむっくり塗る
ことができるが、日本の気候での歴史が浅いです。厚く塗れるの
で場がすわるが、彫りの角は国産に劣ります。

下地

漆を塗る前の段階の下地を丁寧に仕上がっていると
漆の綺麗な塗りになります。下地は、江戸時代からの
泥地とされていますが、鎌倉時代でされていた
堅地であればさらに上の仕上がりになります。

京文化

お公家さんの好まれた漆器などは、
「京もの(京都製)」の薄く軽いものだったそうです。

薄く軽く作るには繊細な多くの工程の作業となり
使う方にとっても、他に比べて壊れやすいものですが、
それでもお公家さんは美しさを好まれました。

国産の漆と国産の砥石

海外産の漆や砥石が安価に入手できるため
海外産のものへと需要が増えていっています。
そのため国産の漆や国産の砥石をとる職業の人が
いなくなっていっている現実があります。

薄く塗れるので、上に繊細な細工を施せる国産の漆、
漆塗りの表面を仕上げで研ぐ時にバッチリと角をあてて
研ぐ事が出来るのは国産の砥石です。

たくさんの人に、国産の漆を使った
仏像の仕上がりの良さを知ってもらえ
国産漆の仏像のご依頼が多くなれば、
国内で漆をとる職業の人が増えます。

国内の伝統産業の伝承と活性化により、
歴史ある文化・技術が受け継がれていくことに繋がります。

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仏師仏像は、毎回見積もり後の受注製作となります。

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