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仏像の仕様(加飾)とは

仏像の仕様(加飾)とは、彫り上げられたお仏像の表面に、彩色・金箔など施される種類があります。
加飾により、手を合わせる人に与えられるものの違いがあります。

彫りのみ
金 泥
截金・切金
彩 色
極彩色
箔彩色
高蒔絵

彫りのみ

金箔や色付けなどの装飾を 一切行っておりません。
あっさりとした静かな美しさがございます。

金 泥(きんでい)

金粉を粉状に砕いた泥を膠液に溶いた顔料で描く。
装飾が良く分かり煌びやかな美しさが感じられます。

截金・切金(きりがね)

金・銀の箔を長方形・三角形 など種々の形に切って 模様の部分に貼っていく。緻密な美しさの圧倒されます。正に仏の教えの崇高さを表した技法です。

彩 色(さいしき)

彩色の美しさは古来の仏師が経典を読んだり僧侶の話を聞き浄土の美しい世界を表現したものです。 定番の美しさがございます。

極彩色(ごくさいしき)

彩色を更に多くしたりより鮮やかな配色を施した色づけです。より素晴らしく仏教の世界観を表現したり祖師の教えの力強さが 感じられます。

箔彩色(はくさいしき)

金箔の上から 淡い彩色をしたもの。
少し手を加える事でより上品で高級感がでます。

高蒔絵(たかまきえ)

文様を肉上げし、その上に 蒔絵を施したもの。
文様に立体感があり 豪華さが強調されます。