2022年
体験記
女人堂から奥の院まで約2時間くらいでゆっくり上がった。ふもとの女人堂までは誰でも参拝できるが、普段は山に入る手前は許可が無いと侵入できないように施錠付きの金網があり、そこからは人けが急に無くなる。
ご一緒した先達がおっしゃってたが、ここから人の匂いもなくなり、完全に自然や動物の世界に入らさせていただく感じになると言うことらしい。
自然の川の流れとあちこちにある崩れてきたら一瞬で潰されそうになる様な巨岩の存在が緊張感を持って聖域を歩いている感があった。
終着地近くの奥の院に近づくと見えてくる城壁の様な石作りは、険しい急な斜面の道のりしかない中どうして作られたのかと驚きでここまでの疲れが吹き飛ぶ。ある意味人工的なものではあるけど、人と言うよりも神仏の存在を強く感じた。
宮本武蔵がここで修行をしたと言う話はあり得るとも思った。
道仙寺
後山では行基・空海・宮本武蔵が修行したと伝えられている。
“後山”は、
修験道の霊山として広く知られています。
護摩堂
この護摩堂では、9月7日と8日に道仙寺の大護摩法要が行なわれ、近県一円からの参拝客で大変賑わい、ここから行者山奥の院までの2kmの山道を修験者達が行をしながら登っていきます。
奥の院は、1300年前頃から女人禁制で、女性は途中にある女人堂までしか登れず、ここで参拝をすませます。
後山(うしろやま)
兵庫県宍粟市と岡山県美作市にまたがる標高1344mの山。
岡山県においては最高峰。
「西大峯山」と呼ばれることもあり、修験道の中心地として栄えた山の一つ。9月7日と8日には、道仙寺の奥の院と護摩堂にて、紫燈大護摩法要が行われる。
“護摩堂”から“母御堂”を経由し、行者道を上ってたどり着く。
護摩堂から徒歩で約2時間。
奥の院
後山 動画
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