2017年
紅葉の信貴山朝護孫子寺へ行ってきました。
信貴山真言宗の総本山。
信貴山歓喜院朝護孫子寺(ちょうごそんじ)と号し、信(志)貴山寺ともいう。
聖徳太子が物部守屋を討つためにこの山に来て戦勝を祈願すると、寅の年、寅の日、寅の刻(午前4時ごろ)に毘沙門天を感得し、その加護によって勝利を得た。太子はここに自刻の毘沙門天像を祀り「信ずべき、貴ぶべき山(=信貴山)と名づけたという。
平安時代、醍醐天皇の病平癒に、修行僧命蓮の加持が効いたことから、「朝廷を子々孫々にわたり守護せよ」という意味で、「朝護孫子寺」の寺号を賜る。中興の祖、命蓮が起こしたこの奇跡は、絵巻「信貴山縁起」(国宝)に描かれている。
聖徳太子の御開基にして日本最初の毘沙門天王御出現の霊場
世界一大福寅
信貴山と虎
今から千四百余年前、日本の国の平和を乱す朝敵物部守也を討伐するため、聖徳太子がこの山に来たり戦勝の祈願をされると頭上に毘沙門天王が出現され必勝の秘法を授けられました。奇しくも、その日は寅年、寅の日、寅の刻でありました。
信貴山の毘沙門天王は虎に縁りのある福の神として、寅年、寅の日を縁日と定め大法要が行われます。
千手の公孫樹 仏手白果
樹令五百年
木の枝振りが千手観音の手に似ているところから千手の公孫樹、仏手白果と名づけられた。中国産の品種で、日本では宮崎県高千穂の岩戸神社の境内にある一本だけとされていたが、昭和五十八年七月学者に偶然発見された。日本で二本目に極めて珍しい巨木である。
神木 楠の木 樹齢1千5百年
それから百年後、蘇我馬子は仏教の普及に努力せんとしたが、物部守屋はこれに反対し双方の対立抗争はついに長く苦しい激戦となった。
この時、聖徳太子は守屋討伐のため自ら陣頭に立ってこの地に進み毘沙門天王を感得され、その御加護で物部軍を降伏させ日本の仏教の栄える礎を築かれたのである。以来、樹齢一千五百年の神木榧の木は有為転変を語らんとするや、ひたすら黙して語らず。
弁天堂
弁財天が祀られているお堂です。
玉蔵院
浴油堂
鎌倉時代、興教大師・覚鑁(かくばん)上人が参篭された時、毘沙門天より摩訶不思議な玉「如意宝珠」を授けられ、この寺に蔵められた。(その如意宝珠は本堂。戒壇巡り)
浴油堂(浴油堂でのおがみかた)とは昔から真言密教のいくつかの秘法の中でも最もありがたい秘法中の秘法。
明治の廃仏毀釈の折の荒廃より玉蔵院浴油堂に篭って秘法を修され今日の信貴山を再興。
護摩壇の左奥の出世毘沙門天。
浴油法のご本尊(毘沙門天)は最極の秘仏ですがその功徳を描かれたお姿。
成福院
如意宝珠(如意融通宝生尊)
後嵯峨天皇が御念持佛とされていた
不動明王、弘法大師
本 堂
本堂正面扁額
戒壇巡り
【戒壇巡り】
覚鑁上人が納めたという如意宝珠がお祀りされています。
本堂真下の暗闇の回廊を、右手を右側の壁を当てながら進みます。
途中、灯りがある格子の中に“十二支の守り本尊”が祀られていて、また進めると木の格子に鉄の錠前。この錠前に触れると、如意宝珠に触れたと同じ功徳が与えられるらしいです。
ずっと真っ暗で、手がかりは右手の壁のみ!手が冷たくて、つかむものもなく…。なんとか、ずっとお願いごとをしていたので、多分大丈夫だと思っておきます(笑)。
ご本尊毘沙門天王を安置し奉る本堂は、大和平野を一望に見渡し、大和川の流れを眼下にする風光明眉な急崖に堂々と張り出した豪壮な堂宇である。
本堂を出ると、
もう境内は真っ暗になっていました。
この階段を降りて右側に【水屋】。
空鉢護法堂に水をお供の方は、
この水を空鉢護法堂まで持っていきお供えするようです。
剱鎧護法堂
剱鎧護法は毘沙門天王のご分身で、病気平癒・延命長寿・無病息災・無魔成育に霊験あらたかな神様です。
護法童子は、仏法を守護する童形の鬼神。絵巻「信貴山縁起」では禿頭の幼児の姿で、法術を使う僧命蓮の使者を務めている。
剣の護法童子を病気平癒・無病息災の守り本尊として祀る。
醍醐天皇が重い病に罹られた時、高僧命蓮上人が勅命により毘沙門天王に病気平癒の祈願をされました。加持満願の日剱鎧護法の使者が天皇の枕元に出現されて、霊感を授けられるとたちまち天皇の病は癒され心安らかになられました。そこで、この地に剱鎧護法を当病平癒の守り本尊としてまつられ日夜勤行されました。
ご祈祷、ご納経、宿坊、ご参拝に。奈良県生駒郡、毘沙門天王の総本山、信貴山 朝護孫子寺へ。…
信貴山 空鉢護法堂2018年 朝護孫子寺の山頂にある空鉢護法堂へ行って来ました。 地図でも、大虎があり山頂への道に鳥居が続いています。 大虎から見上げる本堂 赤門前に置かれた高さ[…]
【大阪】“神峯山寺2017年 日本で最初に毘沙門天が安置された霊場といわれている神峯山寺に行ってきました。 【神峯山寺 (かぶさんじ)】根本山。天台宗。毘沙門天を本尊とする。寺伝によれば、役行者小角が開山[…]
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