【奈良】秋篠寺の大元帥明王立像特別開扉 レポート

【奈良】秋篠寺の大元帥明王立像特別開扉 レポート

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大元帥明王立像特別開扉の日。

秋篠寺、来ました。

【秋篠寺】

光仁天皇の勅願により、
780年(宝亀11)に善珠僧正を開基として建立された。

法相・真言を兼学する道場で、
明治以降、浄土宗西山派に属したが、現在は単立の宗教法人。

 

南 門

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苔の寺

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秋篠寺は”苔の寺”として有名らしく、
門から境内に足を踏み入れると受付まで一帯が
苔がじゅうたんで心落ち着く空間が広がりました。

なんと、ここが金堂跡の苔庭なのだそうです。

開山堂

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【開山堂】
善珠僧正(ぜんじゅそうじょう)の開山堂。

本 堂(国宝)

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【本 堂】 鎌倉時代

愛染明王、帝釈天、不動明王、薬師如来、日光・月光菩薩、十二神将、地蔵菩薩、伎芸天、五大力菩薩

本尊
【薬師如来坐像】
木造 像高139,0cm 鎌倉~室町時代 重文

【伎芸天立像】
頭部:脱活乾漆造 奈良~平安時代
体部:木造 鎌倉時代
像高205,6㎝ 重文

密教経典によると、
大自在天が天井で諸天女に囲まれて歌舞を楽しんでいると、突然、その神の生え際からこの伎芸天が生まれてきた、とある。

堂内は土間で暗めですが、
一列に安置されている像を見た瞬間から暗さなど感じません。

中央が本尊の薬師如来像で
両脇が日光・月光菩薩。その両脇に十二神将など。

少し離れた両脇に五大明王、愛染明王だったかな。

なんと言っても薬師如来像です。
木目がとても美しくて、
台座が裳懸座。

光背が彫りで梵字が入っていたのがツボでした。

秋篠寺の有名と言えば、技芸天
どうしてこんな表情なのでしょう。
優雅さと、しなやかさと、やさしさ。

向かって右ナナメから見る角度が最高でした!

大元堂

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【大元堂】
大元帥明王(たいげんみょうおう)立像を安置する。

【大元帥明王】
木造 像高229,5㎝ 鎌倉時代 重文
鎮護国家の秘法である大元法の本尊。
6本の腕をもつ巨大な立像。
髪を逆立てた忿怒の形相をし、筋肉を隆々と盛り上げた首や腕などに蛇を巻きつけている。
大元堂に秘仏として安置されており、毎年6月6日に開扉される。

 

大元帥明王立像は、
思ったより大きくて太股部分には彩色が少し残っていました。

右側には小さめの座っておられる阿弥陀如来坐像
なぜだかジワーときました。

左側には
周りが鳳凰の彫りで囲まれた場所に
不動明王像などが安置されていました。

堂内の幢幡には
南無阿弥陀仏と書かれていました。

香水閣(こうずいかく)

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【香水井】 別名、大元帥井(だいげんのい)
平安時代の初め、真言宗の僧常暁(じょうぎょう)が、秋篠寺の井戸で長大な忿怒の形姿が水底に映るのをみた。奇異に思った常暁は、その姿を図絵に描いてもっていた。入唐した常暁は、栖霊寺の文さんから大元帥明王の修法(大元法)を授けられた。ところが、その修法本尊をみると自らが所持する図絵の姿そのままであった。常暁は、大元法にかかわる儀軌・曼荼羅・諸尊像を書写して、日本に持ち帰った。大元法は、おもに鎮護国家と宝寿(天皇の生命)無窮を祈る修法で、御七日御修法に準ずる大法とされた。修法の香水加持の水は、秋篠寺の井戸(香水井)から汲むことが恒例であった。

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門が開いていて人が見えるので
奥へと行ってみると、

持ってきた容器に井戸の水を汲んでおられました。

「容器は持ってきていないから残念。」
と思っていると、

お湯のみに水を汲んでくださり、
井戸の水をいただけました。

東 門

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