お寺・神社・博物館・美術館にて【法輪堂の拝観日記】

【奈良】「薬師寺 東塔水煙 降臨展」に行ってきました

薬師寺 東塔水煙 降臨展
2013年9月16日~11月30日

奈良の薬師寺の 修理中の国宝の東塔。

薬師寺で唯一創建当時より現存している建物で、 「凍れる音楽」という愛称で有名です。

薬師寺東塔(国宝) 2010年撮影

薬師寺 東塔水煙 降臨展

塔の屋根から上にの金属部分の頂部の飾り“水煙”が見ることができる「薬師寺 東塔水煙 降臨展」に行ってきました。

解体修理中のため、地上34mの高所にある相輪(塔の屋根から上にの金属部分すべて)を間近でみることができます。

修復中の東塔

現在 修復中の東塔は、どのような状態なのか見えず。

すぐ横に、
薬師寺 東塔水煙 降臨展の会場がありました。

東塔水煙降臨展 会場

中に入ると、なんと
「写真いいですよ。皆さんに見せてあげてください。」
と言ってくださったのです。

阿弥陀如来像・広目天像・不空成就如来像・多聞天像・アシュク如来像・持国天像・宝生如来像とこんな風にお仏像が並んでおられてました。

阿弥陀如来像(江戸時代)

薬師寺 東塔 阿弥陀如来

水煙

白鳳期の東塔水煙。
水煙には、塔を災いから守る祈りが込められています。
他の塔では火焔紋様をデザインした例が多い中、薬師寺東塔では水煙です。

薬師寺 東塔 水煙

水煙 透かし彫り

水煙の飛雲の中に24人の飛天が舞っている透かし彫りとなっています。

薬師寺 東塔 水煙

9枚の輪・心柱を包む金側管

縦に連なる9枚の輪は、古代インドの塔上にあった傘蓋のなごり。
塔の中心を貫く心柱を包む金属管には、創建の経緯を語る「檫銘」が129文字、刻まれています。

国宝【東塔相輪水煙及び檫銘】

薬師寺東塔の上部を飾る相輪の一部で、水煙は相輪の最上部に位置し、銘は九輪のうち一番下の輪の内側にあるさつ管(心柱を包む管)に刻まれた銘文である。

薬師寺 東塔 金属管

相輪

相輪は檫管に乗せられているだけで金具等で留められず、この状態で組まれています。

復元された相輪風鐸

落下した蓮弁

相輪の一番上にある「宝珠」とその下の「竜舎」は、底部は蓮の花弁に包まれています。

水煙止め金具

白鳳伽藍復興御用材 台湾檜 樹齢1000年

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