お寺・神社・博物館・美術館にて【法輪堂の拝観日記】

【大阪】四天王寺「如法写経会」 レポート

大阪・四天王寺の
「如法写経会」に参加させて頂きました。
【令和元年10月12日】

5時間みっちり、勤行などもあり
作法どおりの写経をさせてもらえる”
期待でワクワクしながら出かけました。

が、
大きな台風19号がちょうどきて大雨。

内容などの変更がありましたが行われました。

写経は、ほぼ初めて。

せっかくの機会なので
“全体の流れをあじわいたい”という目標で四天王寺へ。

集合は、
四天王寺 本坊 客殿玄関。

受付を終えて“五智光院”へ。

“筆”・“文鎮”・“硯”と“墨”、
“お手本”などが置かれた所に着席します。

挨拶

執事長様の挨拶

説義(写経のお話)

“写経とは、御仏のお心に一歩でも近づこうとすること”

“般若心経の説明”や“写経の歴史”、心がまえ、古人のことばなどのお話。そして“筆先の向き”について教えて頂きました。言葉で並べるとむずかしそうなのですが、とても丁寧な美しい言葉づかいでお話されるので、すっかり聞き入っていました。驚くことに、写経している最中にここでのお話がなんども蘇るのでした。

なかでも、

海外の方が写経をされる時に、“静かに墨をすって”という動作を教わった時は「面倒だ。」とおっしゃっていたのに、写経を終えられた時に「禅スピリット!」と感動された
ういうお話が、写経をしている時に実感したのが、この説義の素晴らしさだったと体感しました。

宝物館にて写経拝観

台風のため中止

料紙迎・水迎・料紙洗

写経するための料紙を太子殿に、水を亀井堂に列をなし、お迎えにまいります。

ということでしたが台風のため“方丈”にて行われました。「写経の紙と墨を摺る時の水を頂いてくる」ということですが、雨が降っているので行くことができずちょっと残念でした。
方丈のなかで、左右に分かれて座り真ん中に道にあけます。

たくさんのお坊さんが入ってこられる中に、輿のようなものも担がれてきました。

ずっと手を合わせています。
前でどんなことが行われているか見えませんでしたが、“写経をするために整えられていくこと”が行われているので、心静かに整えるようにしていきました。

正食(昼食)

  • 沢庵
  • にゅうめん
  • 炊き込みご飯
  • ほうれん草の胡麻和え
「これも修行ですから、すすったりしないように」というようなお話があり、“お経”を唱えさせていただいたあといただきました。とても美味しいお味にも感謝でした。

五智光殿へ

正食のあと、五智光殿にもどり

入口で、

  1. “塗香”を手にとり、
  2. “丁子”(ちがう名前をおっしゃっていたような)を奥歯で噛み、
  3. “せい水”を頭につけてもらい、
  4. 香を焚いた“象香炉”の上をまたぎ、
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席に着くと

机の上に、“水引”のようなものが。

これは、
水引を結んで耳にかけると“マスク”となります。

このマスクをして写経をしました。

前にあったホワイトボードが移動されたので、おまつりされている仏像の素晴らしいお顔が見えるようになりました。このたくさん仏像などの前で写経させてもらえるなんてなんて幸運でしょう。

いよいよ“写経”です。

習礼(注意事項等説明)

説明のあと、

午後より五智光院で、衆僧とともに厳粛のなか般若心経一巻を書写いたします。

立筆作法・礼妙典儀(勤行)

たくさんのお坊さんが入ってこられ、一緒に唱えさせていただきました。

写経 般若心経一巻

硯の中に水を入れてくださり、
墨をすって写経をはじめます。

写経をしながら
不思議と説義でのお話がよみがえり、

「いいお話をしてくださったのだな」と
実感しつつ筆をすすめてゆきました。

「台風なので、残って書くことができない」ということでしたので、急ぎ足でなんとか時間内にと書き、書き終えることができました。

この日書写されました写経は、経供養に奉納されます。

経供養・えんの下の舞(太子殿前庭)

なんとありがたいことでしょう。

法楽 般若心経読誦(勤行)

またたくさんのお坊さんが入ってこられ、一緒に唱えました。

終ったあと、

いただきました。

解心(解散)

持ち帰ってよかったものです。
↓↓↓

散華は、あの堂内に舞った散華

「五色とってよいですよ。」と言っていただけたので、頂いてきました。

SHITENNOJI Temple

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