2019年
西国三十三所 第2番札所
【和歌山 紀三井寺(金剛宝寺)】
救世観音宗 総本山
西国三十三所 第2番正式には、
「紀三井山金剛宝寺護国院」。紀三井寺とは「三つの井戸のある紀州の寺」の意。
早咲きの桜と、和歌浦湾の眺望で名高い。本尊 十一面観世音菩薩
寺伝によれば、
770年(宝亀1)、唐僧為光の開基という。唐僧為光上人作という本尊十一面観音像は、千手観音像とともに秘仏で重文。
楼門
室町時代 永正6年(1509)建立
結縁坂
楼門上の231段の石段は、
紀伊国屋文左衛門が妻と出会った場所
結縁坂 上り
231段のうち
波切不動尊前から
33段を「女厄除坂」
42段を「男厄除坂」
60段を「還暦厄除坂」
結縁坂 下り
楼門を入って
楼門入って右側に
聖徳太子・地蔵菩薩
楼門を入って左側に
七鈴観音
結縁坂途中の左側に
波切不動
「波切」の由来は
弘法大師が唐からの帰国の折
船が嵐にあった時、師の“恵果和尚”から授かった霊木に“大師”自ら一刀三礼され刻まれた“明王”は、右手に持った「利剣」で押し寄せる波を切り裂き無事に帰国できたと伝えられています。
結縁坂途中の右側に
身代わり大師
「胡瓜封じ」にちなんだ胡瓜の形をした木札がありました。
胡瓜封じの秘法は、今から約1200年前、弘法大師が薬師如来の本願によって病魔や邪気を胡瓜に封じ込め病を癒し自らの生命力を増進させ、無病息災を得られたことがその始まりとされています。
胡瓜を身代わりとするのは、切り口が「転法輪」というお釈迦様が説法している姿を象徴した仏具に似ていることや、胡瓜の形が人間の立ち姿に似ていることからと言われます。
紀三井寺の三井水
紀三井寺の名は、
「3つの井戸(湧水)のある紀州の寺」の意。
『紀伊続風土記』に記される清浄水・吉祥水・楊柳水の三名水である。
清浄水(しょうじょうすい)
紀三井寺の名前の由来でもあります
三つの湧水(清浄水・楊流水・吉祥水)の一つであります。罪障を洗い流し清らかな心に導いて下さる霊水です。
231段の石段を登りきった真正面に、
六角堂
江戸時代 寛延年間(1750頃)建立
西国三十三カ所御本尊をまつる。
六角堂を左側 本堂の方向へ行くと
楠樹
本堂
本堂が木の枝で見えにくいですが、
きっと桜の季節はすばらしい光景になるのかと思いました。
堂内はとても静かな空気が流れていました。
六角堂より右
本堂とは反対方向にある仏殿へ行くと、
和歌浦湾
仏殿
木造立像日本最大の千手観音像がまつられています。
五色の綱で千手観音像とつながることができました。
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