お寺・神社・博物館・美術館にて【法輪堂の拝観日記】

【京都】“楊谷寺(柳谷観音)”秋の花手水と奥之院 レポート

楊谷寺(柳谷観音)
2018年

楊谷寺(柳谷観音)

立願山楊谷寺といい、西山浄土宗光明寺に属する。

“楊谷寺”の読み方は「ようこくじ」で、通称“柳谷観音”の読み方は「やなぎたにかんのん」。

寺伝によると、大同元年(806)洛東清水寺の開祖“延鎮”は悪夢を見られこの地に尋ね来たるところ楊樹茂る谷間に“十一面千手千眼観世音”の尊容を拝すことができた。僧都はたいへん喜びこの地に草庵を建て菩薩像を安置したのが開創と伝えられている。

何年前から行きたいと思っていた楊谷寺。
ようやく来る機会に恵まれました。

勅使門(四脚門)

風神雷神

方位磁石

中門

境内全景

花手水

本堂

新西国霊場の第17番札所

本尊 “十一面千手千眼観世音菩薩像”

脇侍 右隣に“勝敵毘沙門天王”、左隣に“将軍地蔵大菩薩”
(清水寺の十一面観音の脇侍と同様になっています。)

両脇段に、
右側に“弘法大師”。
左側に“阿弥陀如来”、歴代上人の位牌が安置。

真正面の手前に、奥からつながる五色紐(?)。両手で挟むようにして拝みます。

お堂の横には、とても大きな数珠が置かれていました。

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心琴窟(水琴窟)

水琴窟

手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、発せられる音を反響させる仕掛け。

耳に当てて、地中の水が落ちる音が聞けるように“竹”が用意されていましたが、竹がなくても水の音が聞こえていました。

奥之院

洛西観音霊場第10番札所

向かって
左に、二十八部衆像(風神雷神像も)。
右に、歴代天皇の位牌。

二十八部衆が並ばれていて
とても明るい感じがしました。

奥之院から眺める比叡山

正一位眼力稲荷大明神(奥之院 眼力稲荷)

鎮守(守り神)眼力稲荷大明神は、京都伏見稲荷大社より勧請されました。

淀殿弁天堂

弁財天の前立ち

弁財天の前立ちとして、“淀殿”。
これは「淀殿が楊谷寺の観音様を信仰され阿弥陀堂の御厨子も寄進していただいた」という故事に基づく。有職御人形師十二世伊東久重氏によるもの。

弁天堂の左横に龍

弁天堂ではありますが、
淀君の存在感がすごくて圧倒されました。

独鈷水

独鈷水(おこう水)

弘仁2年(811)“弘法大師”が参けいされたとき、岩屋からしたたり落ちる清水で、子ザルの目を洗う母ザルの姿を見て、ケモノにも霊験のある水であれば、人間にもきくのではないかと、十七日間の熱心な加持祈とうを続け独鈷で清水をかきまわし祈ったと言われている。

コップに水を汲んで
独鈷水をいただきました。

護摩堂・経蔵・地蔵堂

阿弥陀堂

阿弥陀如来(座像)・観音・勢至菩薩の三尊をまつる。
宮殿(厨子)は、豊臣家 松の殿、世に謂う淀君の寄進。
脇壇に善導大師並びに、円光大師(法然上人)の木像など

花手水に魅かれていたことは確かですが、どんなお寺であるのかと想像できずにいました。

まず、門をくぐるまでの中門で“役行者像”の腕に紅葉を添えてあり、お堂の中では踏み入れて良い場所は電気がついていて、回廊では紅葉の落ち葉が絵になり

とても静かに感じる中で、でも寂しさや暗さを感じるものではなく、本当に心地よく過ごさせて頂けました。

水琴窟の動画

京都 眼の観音様 ~柳谷観音 立願山楊谷寺~

柳谷観音は、眼病平癒の祈願所として、平安時代より天皇家公家を初めとする眼病に悩む人々に信仰されてきました。西の清水とも謳…

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