お寺・神社・博物館・美術館にて【法輪堂の拝観日記】

【奈良】法隆寺 夢殿秘仏 春季救世観音特別開扉2007年

【奈良】法隆寺 夢殿秘仏 春季救世観音特別開扉
2007年

奈良の空気に触れたく、久々に奈良へ出掛けました。
足が向くまま法隆寺へ。

【法隆寺】

奈良県生駒郡斑鳩の里に建つ聖徳宗総本山法隆寺。
1993年(平成5)
日本で最初にユネスコの世界遺産に登録された寺。

法隆寺は、
聖徳太子が用明天皇の病気平癒を願って造営したもの。

法隆寺は、
五重塔や金堂のある西院伽藍と
夢殿を中心とする東院伽藍に分かれる。

西院伽藍は、塔と金堂が左右に展開する
「法隆寺式」とよばれる伽藍配置である。

偶然、
「夢殿秘仏 春季救世観音特別開扉」の期間中でした。

人出は多かったものの、ゆっくりと散策する楽しさを味わいながらまわらせて頂きました。

ここ一年ぐらい漠然と願っていた奈良の薬師如来さまにも
ようやくお目にかかる事が出来、感激しました。

法隆寺の仏様はお写真などでよくお目にかかっていたのですが
実際に拝見すると全くの別物だと感じ感激しました。

金堂(国宝)

金堂
飛鳥時代 国宝

釈迦三尊像
阿弥陀如来坐像、薬師如来坐像

薬王菩薩、薬上菩薩
吉祥天像、毘沙門天像

一番の驚いたのが、金堂の釈迦三尊像でした。
想像していたよりも小さく、彫りがとても繊細で素晴らしかったです。
これは是非とも法隆寺でお目にかからないと解らないものがあったと感じました。

五重塔(国宝)

五重塔
木造五重塔として現存世界最古のもの。

「五重塔塔本塑像」 奈良時代

初重内陣には東面・西面・南面・北面
それぞれに塔本四面具(国宝)と呼ばれる塑造の群像を安置。

東面は、「維摩経」に登場する
文殊菩薩と維摩居士の問答の場面

北面は、釈迦の涅槃

西面は、分舎利(インド諸国の王が釈尊の遺骨を分配)の場面

南面は、弥勒の浄土を表す。

五重塔では、
一列に並んで順番に拝見するのかと思って
皆さんとお行儀良く大行列で並んでいたのですが、

係りの方が飛んで来られまして
「四方向の入り口からご自由に」と指示されました。

しかし、
四面異なった仏教伝説の有名な場面ですので
見落としては勿体なかったのです。

人出が多いと慌ててしまい、
ざっと見て終わりがちですが

折角ですから予習して家を出て、
落ち着いて四面全部を
じっくり見れば良かったと少々反省です。

結果、
仏涅槃群像を含め二面でしたが
拝見する事が出来ましたので満足です。

聖霊院(国宝)

聖霊院では、
秘仏ですので厨子を通してという事になりますが

横にパネルもあり、
畳敷きに座ると大変落ち着いた気分になりました。

百済観音様は、
ガラスケースにお入りになっていますので
三方向から拝見する事が出来ます。

素晴らしくスラリとされておられます。
神秘を感じました。

回廊(国宝)

回廊

廊下であるとともに、聖域を区切る障壁でもある。

大講堂(国宝)

夢殿(国宝)

夢殿
奈良時代 国宝

本尊 救世観音。
東院の中心をなす八角円堂の建物。
聖徳太子の住まいであった斑鳩宮の跡に
行信僧都が大使の遺徳をしのび建てたのが上宮王院、
その中心が夢殿。

夢殿の救世観音様は、
建物の外からさっと一瞬の拝見させて頂けただけでしたので
「なるほどあのお話の観音様」と味わう間もなかったのは大変残念でしたが
しっかり眼には焼き付けさせて頂きました。
しかしちょっと遠い場所に居られた気がしました。
本のお写真と焼き付けてきたお姿をダブらせて今味わっています。

Horyuji Temple

法隆寺 公式サイト

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