2018年
四天王寺の「極楽浄土の庭」がある
ということで、
ちょうど桜の見頃のころに行って来ました。
【四天王寺 極楽浄土の庭】
「極楽浄土の庭」は、元々昭和8年に武者小路千家の茶匠木津家の三代目木津聿斎宗泉(1862~1939)の設計により造園されたもの。
中国唐代の僧善導が説いた「二河白道」の説話に基づく。
庭園に流れる2つの河は、貪りや執着を表す「水河」と瞋りや憎しみを表す「火河」であり、その間には衆生の善心と信仰心を表す「白道」が続き蓮池「極楽浄土の庭」に行き着く。参詣者は説話の通り、二河に落ちないよう細く作られた参道の白道を歩み極楽浄土の池を目指し、池に鎮座する阿弥陀三尊石の出迎えを受けることとなる。
また庭園には様々な季節の顔があり、桜や紅葉はもちろん、夏季には極楽浄土の池全体に茂る蓮華を観覧することができる。
お庭に入る手前に、
五智光院 (国の重要文化財)
【五智光院】
五智光院は、文治3年(1187)後白河法皇により建立されたのが始まりで、法皇は此処で灌頂(頭頂に法水を灌ぎ佛の智慧を頂いて佛種の萌芽を期し佛と結縁するための儀式)に勤め、灌頂堂と号したと伝えられる。現在のお堂は元和9年(1623)に徳川秀忠により再建されたもの。
ご本尊は五智如来で、ご本尊の他に如意輪観音像・大日如来像・普賢菩薩像聖徳太子摂政像がお祀りされている。また、江戸幕府将軍家の位牌を安置していることでも知られる。
お庭の入り口に入りました。
下馬
ここでご注意を。
順路の矢印通り 左側に進みましょう。
瞋りから始まって穏やかに帰ることができます。
矢印反対に周ると、瞋りでお庭から帰ることになります。
御火の河(瞋り)
釈迦の滝
水の河(貪り)
瑠璃光の池 薬師の滝
荒陵稲荷大明神
【荒陵稲荷大明神】
「正一位 荒陵稲荷大明神」。
その左の社には、だ枳尼天をお祀りする。
数ヵ所祀られていた社で現存するのは北東隅いわゆる鬼門鎮守のこの荒陵稲荷。
桜越しで見えにくいですが、
右が「和松庵」、左が「臨池亭」。
その左隣に「青龍亭」があります。
和松庵
【和松庵】
昭和45年に故松下幸之助氏の寄進により数奇屋造りにて建てられた。
極楽の池 阿弥陀三尊石
八角亭 (国の登録有形文化財)
【八角亭】
明治36年(1903)に大阪天王寺会場を中心に開催された「第5回内国勧業博覧会」に於いて「小奏楽堂」として建てられた建造物である。
和補陀落の庭(観音浄土)
一心大神
【一心大神】
一心大神は弁財天の別名で、厨子内には頭に宇賀神を随える白龍弁財天がお祀りされています。白龍弁財天と宇賀神はどちらも衆生を福をもたらす福の神であり、一心大神という名は『四天王寺一心聖典』祈願の一説「信心の香を焼いて一心を祈請するものなり」に由来します。
湯屋方丈(国の重要文化財)
【湯屋方丈】
元和9年(1623)徳川秀忠公による再建。
方丈とは住職の居室をさし、天海大僧正が四天王寺執務の際、在住されたのがこの方丈である。
今回は桜の季節でしたが、ぜひ蓮華の咲く頃にも見てみたいお庭です。
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