2010年
もう蓮が咲き始めているのではないかと
唐招提寺に行って来ました。
唐招提寺は、
わが国に正式の戒律を伝えた
唐の高僧であった鑑真和上が建てた寺が
唐招提寺の起こりです。
唐招提寺の蓮は、中国から鑑真和上が
持ってきたと伝えられているのだそうです。
南大門
【南大門】には、“孝謙天皇”の宸筆と伝えられている「勅額」の複製があがっています。
南大門をくぐると左側に
金堂
真正面に見えるのが、
唯一現存する天平時代の本格的な【金堂】
金堂の内陣には、
左から “千手観音立像” “盧舎那仏坐像” “薬師如来立像”
(国宝 奈良時代)
わが国最古最大の“千手観音立像”なのだそうです。
外からみせて頂くという形での拝観となりますが、お仏像の大きさと壁や天井からも年数を感じさせる空気を感じ、外とは違う空気が流れているようでした。
金堂の列柱
金堂の列柱は、
直径約60cmで中央部分がやや太い「エンタシス」と呼ばれる形となっています。
戒壇
僧になるための授戒が行なわれる場所です。
火災により焼失し、三段だけ残りインド風の宝塔が築かれています。
門の瓦には、「唐招提寺」の文字が入っています。
戒壇の周囲に蓮池がありますが、まだ青い葉ばかりでした。
本坊
【本坊】には、
種類ごとに植えられた蓮が並んでいます。
本坊の門には、
48種類の蓮の説明と配置場所が貼り出されています。
蕾もまだありませんでしたが、どんな花なのでしょうか。
こちらは「唐招提寺 蓮」。
蕾が色づいてきています。
御影堂 (重要文化財)
現在、鑑真和上坐像を安置しています。
6回目の渡航の末
日本に授戒儀式を日本に伝えた“鑑真”。
国宝【鑑真和上坐像】は、
鑑真の死を予見した弟子によって
生前に造られたとされる奈良時代
脱活乾漆造の肖像彫刻の最古の作品です。
開山忌に拝観できます。
開山御廟
鑑真和上の墓所
背の高い木や、苔の美しい所を通り奥まったところにあります。
御廟の前には、和上の故郷・揚州から贈られた「瓊花(けいか)」が植えられ、初夏に可憐な花を咲かせるそうです。
木の枝に、花が咲いた時の写真が掛けられていました。
お土産売り場で店員さんに聞いた話ですが、
御廟の前の瓊花は、若い木が植えられていて
花が咲く頃に公開される場所に大きい瓊花の木があるそうです。
国宝 【鼓楼】
国宝 経蔵
唐招提寺で最も古い建築物
【礼堂】 (重要文化財)
鑑真ゆかりの花 瓊花の香りのお線香
お線香とお香には、非売品のポストカードが付いていました。家でお線香を焚いてみると、あの金堂で流れていた空気というか、香りが同じようなものを感じました。買って来て良かったと大事に焚いています。
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