【大阪】紫陽花が浮かぶ久安寺

【大阪】紫陽花が浮かぶ久安寺

紫陽花が
池に浮かんでいるお寺があると聞き、

調べてみると

西方阿弥陀浄土、
東方薬師浄土の
伽藍が建っているお寺。

大阪池田市にある久安寺に行って来ました。

高野山真言宗 久安寺

西国薬師18番霊場・摂津観音19番霊場
摂津大師67番霊場・関西花の寺12番霊場

神亀2(725)年、行基菩薩の開創、
天長年間弘法大師の再興と伝え、「安養院」が前身。

久安1(1145)賢実上人、近衛帝の祈願所として楼門、金堂、塔等伽藍49院の坊舎を再興し久安寺と称す。

豊臣秀吉参拝し、三光神を祀り、月見茶会を親しんだと伝え、太閤像を三光社にて合肥。

江戸中期、歌人平間長雅 在住し、観音信仰の布教盛ん。元禄の中興で諸堂、坊社整う。
昭和興隆事業で、霊園、庭園、諸堂造営。

楼門 (国指定重要文化財)

「最も美しい楼門」

室町初期の建築美。
南北朝期とされる仁王像。
親柱は通路化上を高くし
前面を広くした「仏堂形式」。

仁王像 阿形

仁王像 吽形

門に、
「佛法禮拝修行道場」とあります。

楼門に書いてあるだけでなく、
境内について知るにつれ、こちらのお寺でふれるものすべてで、仏教にふれることになっているという深さをあじわいました。

境内全域が密教教学マンダラ思想による庭。
この庭に身をおくことで即身に仏性の花が咲きます。

榧の老木

【榧の老木】

関白豊臣秀吉が久安寺に参拝し、
三光神を祀り、月見の茶会を催し
東に山並が美しいと讃え、
「榧の木」を記念に手植えしたと伝える。
四百年も経た老木が、毎年実をつける。

柏葉紫陽花

渦紫陽花

腰掛石

【腰掛石】

大正年間まで「あ字山」山頂にあった石。
秀吉参拝し、三光神を勧請し、
月見の茶会を催した時
腰掛けたといわれる石。

鐘撞堂(開運鐘)

【鐘撞堂】

元録年間改築時の旧金堂や欅柱や、
寛文年間改修時の楼門柱石と金剛柵の意匠。

昭和年間本堂新築時、記念に建築。
大きな梵鐘は、「黄色調」の音色。

作法にしたがって
鐘をつきました。

鐘をつく場所の前に
作法が書かれていて、

1回めには自分のために
2回めにはみんなのために
鐘をついて祈ります。

鐘撞堂の4方向には、
その方向の仏さまと
意味が書かれていました。

流れにそっているのに
祈りやすかったです。

壇上伽藍

【壇上伽藍】

本堂を正面に見る石灯籠を中心に、
東に東方浄土、薬師瑠璃光如来
西に西方浄土、阿弥陀無量寿如来
回廊を経て西国三十三観音堂
そして弘法大師を祀る御影堂と
伽藍が揃っています。

左側にちょこっと石灯籠が写っています。
これが中心となる石灯籠かと思います。

本堂 (大悲殿・摂津観音霊場19番)

【本堂】

行基感得聖武帝勅願の千手観音を胎内仏として、堅実中興御一条帝勅願定朝刻作、鳥羽帝祈願近衛帝安産の秘仏千手観音立像が本尊。南北朝の不動、多聞の両脇士。四天王、両界マンダラ、八祖図像尊を祀る。

御影堂 (遍照殿・摂津大師67番霊場)

【遍照殿御影堂】

真言密教々祖 空海弘法大師を祀る。
天長年間、数か月留錫されたと伝える。
ここは、その時のお住まいの庵の跡。
明治にこのお堂は伽藍から移築。

阿弥陀堂・三十三所堂(無量寿殿・四国霊場)

 

【阿弥陀堂】

西の弥勒山を背に
阿弥陀如来坐像(国指定重文)を本尊に
薬師如来立像、釈迦涅槃図、久安寺縁起三種、行基像、堅実像を祀る。

【三十三所堂】

西国観音霊場を祀る。

弥勒山めぐり

四国八十八か所お砂ふみ巡拝霊場。
海の見える山頂に修行大師を拝む。

普供養の庭

【普供養の庭】

西方浄土阿弥陀堂、三十三所堂前に
供養菩薩遊化の庭。

緑と花の密雲、いのちの尊さを拝む合掌槙
永遠のいのちに導く弥勒石
五智如来のはたらきを頂く心字池
善業を讃える石舞台。
楓の老木が無量寿を歌い、
大師ゆかりの光明泉が妙適の水を供養する。
ア字彩(アジサイ)の花も花菩薩。

庭に咲く花が、花菩薩!

ちょうどアジサイが咲いていましたから、
庭の道はとても細く、
歩くと花や木に自然にふれてしまうのです。

あれが花菩薩だとすれば、
そんな中で囲まれていたということになります。

光明泉

【光明泉】

この閼伽井(井戸)は
弘法大師が錫杖で湧水させ
加持水に用いられたと伝える泉で、
日照りに涸れず、長雨に濁らず
和合妙適の水といわれている。

 

薬師堂

【薬師堂】

西方阿弥陀浄土に対して東方は薬師浄土。
(密教では阿しゅく如来の妙喜浄土。)
阿弥陀堂に対面して阿しゅく薬師如来立像を祀る。

薬師堂では、
真ん中に薬師如来立像。

脇には、
きれいな彩色の大きな掛け軸。

ゆっくり祈る時間をもたせて頂けました。

芳泉庭

【芳泉庭】

お釈迦さまは、大きな木の下で
座禅瞑想し、お悟りを得られました。
その木を「菩提樹」と名づけます。
よい香りの花が咲き、硬い実になります。
坐禅石と仏足石を置き釈尊を拝みます。
虚空園バン字池の水が薬壷から湧き出ます。
釈尊は薬師如来の姿で目覚めの衆生を守り、
生き方を導かれます。

薬師堂の横に
菩提樹があり仏足石がある庭がある意味。
こういう意味があったのだと初めて知りました。

虚空園・バン字池

【虚空園】

東にア字山(いのち)
西にバン字池(こころ)
中央に仏塔に向かって両果の道
朱雀池の東(胎蔵)西(金剛)の妙相
久安寺霊園は先祖供養で
浄土にかえし天国におくる
諸仏諸堂の声を観じ
四季に色と香りの加持を受け
拝み拝まれるマンダラ浄土、
一万坪の密教庭園「虚空園」

三光社

【三光社】

ア字山の頂上の社に
三光神(日天、月天、妙見尊星王)
鎮守神(白山妙理権現)
豊太閤(豊臣秀吉公)
を祀る。

三鈷の松

高野山の「三鈷の松」から

ジェラシックツリー

行基菩薩

朱雀池

【朱雀池】

自然にできたこの池が、この寺の起源。

神亀2(725)年
行基菩薩は、ここにたどり着かれた。

妙なる音楽と共に紫の雲が湧き、
この池から、閻浮檀金の小観音を感得。
聖武帝の勅願で、安養院開創と伝える。

水蓮、蓮の花が美しく埋める。
南に朱雀池 西に白虎岳
北に玄武嶽 東に青龍川

四神相応の中心に 金堂が建てられた。

手前にある朱雀池では
弁財天像があり
蓮のツボミが1つありました。

もうすぐ蓮の花が咲く季節です。

蓮が咲く向こうに仏塔が見える光景も素晴らしいだろうと思います。

仏塔(舎利殿涅槃堂・納骨慰霊堂)

大正年間まで本堂のあった聖地に、釋尊の舎利と涅槃石像(6,4m)を祀る石造建築。

堂内に
お釈迦さまにまつわるもので
語られているものがいろいろあり
楽しく見られました。

具足池

岩山に修行大師のお姿。

「花を拝み拝まれて美しく生きる」と書かれていました。

 

 

 

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