2019年
東本願寺
浄土真宗大谷派の本山、東本願寺。
江戸時代のはじめ、本願寺が東西分立して以来、「東本願寺」「お東」と通称されています。親鸞没後10年の1272年(文永9)、末娘の覚信尼らが東山の大谷に建てた聖人の廟堂(大谷廟堂)にある。
東本願寺の諸堂、伽藍は明治の再建。御影堂・阿弥陀堂の両堂は、明治の仏教建築として貴重。
阿弥陀堂門
切妻造りの四脚門。
屋根は檜皮葺きで、なだらかな唐破風を備える。
中央の御影堂門、北の菊の門とともに東本願寺の三大門のひとつ。
阿弥陀堂
阿弥陀堂(左)・御影堂(右)
【阿弥陀堂】
御影堂の南側に建ち、御影堂と同じく1895年(明治28)の落慶。堂内奥の内陣は金色に荘厳され、“浄土”を表現した空間。
中央に本尊・“阿弥陀如来立像”を安置し、両わきには“聖徳太子像”と、親鸞が真宗相承の祖師と仰いだ“龍樹”・“曇鸞”・“法然上人”など、インド・中国・日本の「七高僧」の御影が掛けられている。
御影堂
宗祖・“親鸞聖人”の御真影を安置する東本願寺でもっとも重要な建物。
木造建築では世界最大といわれ、南北76m、東西58m、高さ38m。
堂内正面の奥、内陣中央には、親鸞聖人の影像が安置される。
お東さん(東本願寺)のローソク
御影堂の前から阿弥陀堂方向をみると、“京都タワー”が見えます。
東本願寺のことを「お東さん」とも呼び、京都タワーの位置からも色と形もろうそくに見えるので「お東さんのローソク」と呼ばれています。
手水屋形
御影堂門
入母屋造り、三門形式の二重門。
高さ約28m。
楼上には、念仏の根本道場であることをしめす「真宗本廟」の大扁額が掲げられ、上層内部には中央に“釈迦如来”、右に“弥勒菩薩”、左に“阿難尊者像”が安置されている。
御影堂門の柱金具の獅子
菊の門
2019年、「御影堂」「阿弥陀堂」「御影堂門」「阿弥陀堂門」「鐘楼」「手水屋形」の6棟が重要文化財に指定されたようです。
東本願寺の三大門に、金具や彫りで紋が大きく入っており、門から足を踏み入れるの重みを感じました。また、御影堂の前からぜひ京都タワーを見つけてみてください。ちょうどの位置に見つけられます。
西本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山です。 ここ数年、年に2・3回は門の向かい側近くに用事があるのでいつも見ているような西本願寺ですが、今回は拝観させて頂きました。 御影堂門 御影堂門か[…]
⇒ 稲田法輪堂