【和歌山】“興国寺”の火祭り
2022年
2022年
興国寺(こうこくじ)は、和歌山県日高郡由良町にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は“鷲峰山”(しゅうほうざん)。本尊は“釈迦如来”。
無常堂
“興国寺 無常堂”の広場では、
毎年8月15日の夜、灯篭焼き行事(火祭)が行なわれます。
毎年8月15日の夜、灯篭焼き行事(火祭)が行なわれます。
興国寺には、盂蘭盆会の精霊送りの行事として750年余の歴史を持つ「興国寺の灯篭焼き」が伝わっています。松明踊り、土俑(大松明)、灯篭焼の3部で構成されます。六斎念仏と尺八の音に合わせて厳かに行われます。
※2022年は灯篭焼のみでした。
無常堂に祀られている地蔵さんは、江戸時代頃の花崗岩に丸彫りされた六地蔵の一つ大定智悲地蔵(宝珠と錫杖を持つ)と、砂岩で舟形光背の二体の地蔵さんである。
他に、室町時代頃の五輪塔の水輪四基、同火輪三基、宝篋印塔の相輪部一基が祀られていて、古い歴史が偲ばれる。
本堂
天狗堂
浅野幸長により再建された時、当時の村人達には“天狗”により寺が建てられたと信じられ、以来『天狗の寺』としても有名となります。昭和48年には天狗堂が建立され現在に至ります。毎年1月の成人の日には「天狗祭」が行われています。
尺八の伝来
国師は宋での修行中に坐禅の呼吸法として尺八を学び、帰国の際には名手4人を伴い帰国しました。これが“禅”と“尺八”(普化尺八)の結びつきのはじまりで、深編み笠の“虚無僧”が尺八を奏しながら普化宗を諸国に広め、興国寺は「虚無僧の本山」として知られるようになりました。
興国寺 火祭りの動画
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