2007年10月20日~11月25日
「2007年 興福寺秘仏特別公開」の情報を知りパンフレットを見てみると、聖観音菩薩立像が赤のシルエットで本坊・大圓堂は初公開されるとのこと。
『日本の仏像 興福寺 阿修羅と国宝館の至宝』を買って阿修羅像のお顔の表情に今までにない感情を抱き、数日パソコンのそばに置いて眺めながら過ごしていたその阿修羅像を含む国宝・八部衆像が一挙公開されるということで興福寺に出掛けました。
(国宝・八部衆像は、3体入れ替え交代で展示されている事が多く、8体一挙公開されるというのは魅力的な展示です。)
大圓堂
興福寺本坊の大圓堂は、明治39年に旧大乗院内のお堂(江戸時代後期)を移築。本尊として秘仏の聖観音菩薩立像(鎌倉時代・重要文化財)を安置しており、寺内での公開は初めて。
「興福寺の本坊・大圓堂の聖観音菩薩立像のお姿は?」と思いつつ拝観の券を購入すると、輝くようなお姿の聖観音様のお写真が入った説明のチラシを頂きました。
赤いシルエットの聖観音様から、ようやくお会い出来ると心躍りながら大圓堂へ。
興福寺本坊の大圓堂
余程喜んでいたのか、外からの大圓堂の写真は撮れていませんでした。残念。
まず綺麗に整えられたお庭をぐるりと見せて頂き、ここで“七福神童子”と“阿修羅童子”を見せて頂きました。
大圓堂では説明して下さる方もおられましたので、説明を聞きながら拝見させて頂きました。
外がお天気で眩しかったので、中の奥の厨子の中にいらっしゃる聖観音菩薩立像は、最初は見えにくかったのですが、しばらくする内に目が慣れて良く拝見する事が出来ました。
その場はたくさんの方が拝観されており、大圓堂は毎朝の勤行が厳修されているところだと言いますのに、大変静かな空気が流れているように思いました。
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