お寺・神社・博物館・美術館にて【法輪堂の拝観日記】

『京へのいざない』展 京都国立博物館の平成知新館

平成知新館オープン記念展
京へのいざない
2014(平成26)年9月13日(土)~11月16日(日)
京都国立博物館 平成知新館(新館)

天皇や公家による雅な王朝文化。北山・東山文化に代表される力強くも幽玄な武家文化。天下人・豊臣秀吉の強烈な個性を反映した可憐な桃山文化や庶民の生き生きとした暮らしぶりを伝える町民文化など、それぞれの時代を彩るに相応しいさまざまな文化が京都の地で花開きました。国宝50余点、重要文化財110余点を含む総計約400点の展示。

京へのいざない

京都の平安・鎌倉彫刻

京都の平安・鎌倉彫刻
2014年9月13日 ~ 2014年12月23日
京都国立博物館 平成知新館(新館)
  • 【阿弥陀如来坐像】
  • 【宝誌和尚立像】(西往寺) 重文
  • 【千手観音立像】(妙法院) 重文
  • 【千手観音立像】(光明寺) 重文
  • 【如意輪観音半跏像】(盧山寺) 重文
  • 【金剛力士立像】(愛宕念仏寺)
  • 【阿弥陀如来立像】(知恩院) 重文
  • 【阿弥陀如来立像】(浄土寺) 重文
  • 【薬師如来坐像】(妙光寺)
  • 【大日如来坐像】(金剛寺) 重文
  • 【不動明王坐像】(金剛寺) 重文
  • 【十一面千手観音立像】(西念寺)
  • 【観音菩薩跪坐像】(地蔵院) 重文
  • 【伝観音菩薩立像】(清水寺) 重文

金剛寺の本尊 大日如来坐像と脇侍の不動明王坐像(快慶の弟子行快 作)
法然上人の念持仏と伝わる知恩院 阿弥陀如来立像と上人の一周忌に造られた阿弥陀如来立像

広いホールにピンスポットに浮かびあがる大きな仏像。あちらにもこちらにも並んでいるという展示で圧倒されるやら夢の中にいるようだったりと「贅沢だなぁ」と思いながら鑑賞しました。

落ち着いてくると、看板・チラシなどで掲載されている“西往寺の宝誌和尚立像”。写真では怖いというイメージでしたが、「肖像画を描かせようとしたところ和尚のお顔から変化する観音様のお顔が現れて描けなかった」という説明があり、“変化をしている観音様”と“観音様が現れた和尚”という出来事に重ねながら眺めさせてもらいました。

肖像彫刻

  • 【良源(元三大師)坐像】(正法寺) 重文
  • 【善導大師立像】(知恩院) 重文
  • 【千観坐像】(愛宕念仏寺) 重文
  • 【伝一鎮坐像】(迎称寺)
  • 【源実朝坐像】(大通寺)
厄除けに霊験があると信じられた通称 【元三大師 良源坐像】、通常非公開という【大通寺 源実朝坐像】、貴重な公開という機会のものばかりで、生き生きとしたパワーを感じる像ばかりでした。

京都国立博物館

京都国立博物館の平成知新館
方広寺の遺構

京都国立博物館は、豊臣秀吉が創建した方広寺の境内南側であった場所に建てられています。

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