2012年
御神体が三輪山で、
『古事記』・『日本書紀』にも書かれ
最古の神社といわれる
「大神神社(おおみわじんじゃ)」に行ってきました。
夫婦岩
大物主大神と活玉依姫の恋の物語である「三輪山説話」を伝える古蹟とされ、縁結び・恋愛成就・夫婦円満の霊験あらたかな磐座として信仰されています。
想像よりも小さな岩が二つ寄り添うように並んでおり周りを注連縄で囲んであります。
手水舎
口から水を出しているのは、巳さん。
その後ろに見えている注連縄のされている木は、
志るしの杉
三輪の大神のあらわれた杉、神の坐す杉。
拝殿の方に進むと右手に
巳の神杉
巳の神杉
御祭神の大物主大神が蛇神に姿を変えられた伝承が
『日本書紀』などに記され、
蛇神は大神の化身として信仰されています。この神杉の洞から白い巳さんが出入りすることから
「巳の神杉」の名がつけられました。
巳さんなので、卵をお供えされていました。
三輪の大物主大神の化身の白蛇が棲むのだそうです。
真正面の拝殿に向かいます。
大和国一ノ宮 三輪明神
大神神社
御祭神 大物主大神
秀麗な三輪山を神体山とする我国最古の神社大物主神は、大国主神の和魂(幸魂・奇魂)で、大国主神が神代の昔、国造りに労せられたとき、その和魂が現れ 問答の後 自らこの三輪山に鎮まられたのであり農工商等あらゆる産業を開発し、常に日常生活全般をお守り下され、顕界・幽界を主催し給う和の大神であります。
拝殿
三輪山をご神体とするため本殿がなく、拝殿を通して三輪山を拝みます。
狭井神社に向かいます。
久すり道
薬の神様・狭井神社への参道で、薬木・薬草が植えられています。
道沿いに「磐座神社」があります。
【磐座神社】
社殿がなく、神の鎮まる堅固な岩(磐座)をご神座として少彦名神をまつる。
少彦名神は、「神農さん」とも呼ばれる薬の神様。
右手に、狭井神社の鳥居が見えました。
そのまま真っ直ぐの細い道を進んでいくと
「檜原神社(元伊勢の一つ)」に行くようです。
鳥居をくぐると左手に池があり「市杵島姫神社」があります。
“市杵島姫命”をまつられています。海の神・水の神であり、芸能をつかさどる弁天さんだそうです。
三島由紀夫の「清明」の碑
少し歩くと、池のそばに
三島由紀夫の「清明」の碑が建っていました。
三島由紀夫が3日この地で過ごされ、「三輪山を含め一帯が、清明の一言につきました」との感謝の手紙に書かれていた
というような説明書きがされていたように思います。
狭井坐大神荒魂神社(狭井神社)
さいにますおおみわあらみたま
主祭神 大物主大神
ご本社大神神社で大物主神「和魂」をお祀りしているのに対して、「荒魂」をお祀りしています。
「荒魂」とは、進取的で活動的なおはたらきの神霊で、災時などに顕著なおはたらきをされます。特に心身に関係する篤い祈りに霊験あらたかな御神威をくだされ、多くの人々から病気平癒の神様として崇められています。
「狭井」とは、神聖な井戸・泉・水源を意味し、そこに湧き出る霊泉は太古より「くすり水」として信仰の対象になっています。
拝殿の左側奥に行くと、
「薬井戸」がありご神水が湧き出ているそうです。
- プッシュ式のボタンを押すとご神水が出てきます。
- コップが置いてあるのでそのコップで頂けます。
- ペットボトルでの販売もありますので何も持たずに行ったので助かりました。
狭井神社 拝殿の前 向かって左側に
三輪山登拝口
ご神体三輪山を登拝には、
社務所で
- 「入山心得 十箇条」「禁止事項」の説明を受け
- 名前・住所・電話番号を書き、ひとり300円を納め入山させて頂けます。
- ※登拝できない日があります。ご注意を。
上り下りに約4km。
普通2~3時間要するのだそうです。
折角の機会なので、登拝させて頂くことにしました。
番号の書かれた「三輪山参拝証」の鈴の付いた襷を首にかけて
御幣でお祓いをしてから登ります。
竹の杖があり、2時間半と聞いたので貸して頂きました。
最初は、鈴の音が可愛く心地良く
道も階段を作られた道で
登拝をあじわっていたのですが、
険しい道ではないのですが
ただただ登ることに懸命な状態で登りました。
そんな中でも、頂上近くで
大木の根っこや、切り株の年輪が
今まで見た事のないぐらい
細かく刻まれているのを見て感動というか
ズーンと心の奥底に響きました。
高宮神社
頂上には、「高宮神社(こうのみやじんじゃ)」があり
さらに奥には「奥津磐座(おきついわくら)」がありました。
高宮神社は、標高446.7m
奥津磐座は、標高467.1m
降りてから、初めてご神水を頂きました。
万病に効くと古くから伝えられている霊泉だそうです。
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