2008年
延喜式(967)内の古社で、
雨神タカオカミノカミを祭り、
雨ごいの神として知られています。
神域には龍穴と呼ばれる洞穴があって、
いまでも雨ごいの行事が行われています。
この神社は室生寺よりも古く、
室生寺は龍穴神社の神宮寺ともいわれ
龍王寺と呼ばれていた時期がありました。
室生寺の後
小雨の振る中、龍穴神社に行きました。
峡谷の清冽な流れに面して、
雨や雲を支配する龍王が住む
という龍穴があるという龍穴神社。
平安前期以来朝廷の崇敬厚く、
雨乞いの祈願も度々行われて来ました。
室生は、
太古の火山活動によって形成された室生火山帯と呼ばれ、
山々からいくつかの渓流が室生川に注ぎ、至る所に岩窟をはじめ、
侵食を受けた雄大な絶壁や奇峰が多くあります。
特に山中には三つの洞窟があり、
古くからそれらには龍が住むと信じられ、
龍穴と言われてきました。
連理の杉
古くから連理の杉あるいは夫婦杉といわれており、
その形状から夫婦和合・家庭円満ひいては家運隆昌の神が
鎮まるところとして、衆庶の信仰を集めて今日に到っています。
入って右側に、
根元が繋がっている2本の杉の木
「連理の杉」があります。
拝殿で参拝した後、
龍穴(奥宮)に向かいました。
龍穴(奥宮)へ
龍穴神社より室生川上流へ、
500メートルほど行くと林道があります。
林道の入り口より約800メートル行くと
吉祥龍穴の案内板と鳥居があります。
吉祥龍穴の案内版より階段を
約100段下りると、龍穴と拝殿があります。
水の流れる音が心地良く誘われ、
小さな建物・拝殿に向かって降りていきます。
[右側に小さな滝]
龍穴
滝、岩に圧倒されているところ
まっすぐ前を見ると、
川を挟んで向こう側に龍穴がありました。
龍穴の入り口には、
注連縄がされています。
龍穴は、
見る角度によって形が違うように見えます。
奥はどんな形になっているのかは、分かりませんでした。
眺めていると、
眺めるだけいろんなものを
思い起こさせるような場所です。
ここの龍神
ここの龍神は、
「もと奈良興福寺南側の猿沢池から
やってきた」と伝わっているそうです。
何故でしょうか?
そこも死人が絶えないので、室生の竜穴に移った。」
道のすぐそばに、天の岩戸がある場所もあります。
道幅が細めですので、足早に過ごさせて貰いました。
天気予報では晴れでしたが、途中ポツポツ雨が降ったり晴れたりというお天気の中、室生寺に行ってきました。 まずは太鼓橋を渡ります。 桜がちらほら咲いています。 満開の桜も大変美しいですが、「この位の桜[…]