お寺・神社・博物館・美術館にて【法輪堂の拝観日記】

『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平』展 レポート【兵庫県立美術館】

現実(リアル)と虚構(ファンタジー)を融合(フュージョン)させる。

映画美術の神様、種田陽平が手掛ける
スタジオジプリと小人たちの世界。

スタジオジブリのアニメ映画 『借りぐらしのアリエッティ』では、
ある大きなお屋敷の床下に、小人の3人家族が
必要な分だけ
床上から借りてきて 密かに暮らしていました。

そのアリエッティの世界を、巨大なセットにより体験できます。

まず入り口前で、巨大な椅子を見上げます。

「これが、アリエッティから見た人間の住む世界なんだ。」
と、
あのスクリーンで見た草花・木の実いっぱいの
お部屋にあえる事にワクワクしながら向かいます。

映画と同じように、
庭から床下のアリエッティの生活の家の中へ入ります。

一部を除き、触れてもいいようで
大きいコーヒーカップは、陶器製
大きな釘は、金属製。

作り物でそのように見せたモノではなく、その材質で作られていて
本当にアリエッティが、床上から
借りてきたものを利用して生活している所を
小人サイズになって体験できました。

「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」の時の
同時開催「3びきのくま展」でも体験しましたが、
ファンタジーの世界に実際に入り
目で見るだけでなく、
実際に触れることが
「なんて楽しいことか!」と毎回感動します。

と、アリエッティの世界を堪能した後、

種田陽平さんの「THE 有頂天ホテル」「フラガール」など
映画でのセットの写真・原画の展示に
エピソードなどと一緒に紹介されています。

映画の他にも
PVやCMなどでのお仕事の展示もあり、
日本の建築・風景展に出展された6枚は
山間の集落や、
田園の学校など
その場に立っているかに思える場景が伝わってきました。

アリエッティの米林宏昌監督
「アリエッティができるまで」のイメージボードの展示もあり、
キャラクターが最終的に決まるまでの
髪の短かったり、勇ましかったり、あどけなかったり
様々なアリエッティが見ることができました。

種田陽平美術監督は、
「スタジオジブリのアニメーション技術と
私たちの実写のセット作成技術の
コラボレーションの実現がとても嬉しい。」
とおっしゃったそうです。


「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」

兵庫県立美術館

2011年7月23日(土)~9月25日(日)


家のモデルとなった

盛美園は武学流の真髄を示した名園といわれ、築山庭造伝や造庭秘伝書の形式を忠実に再現したものです。…

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