お寺・神社・博物館・美術館にて【法輪堂の拝観日記】
ルートヴィヒ美術館

『ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション』【京都国立近代美術館】

『ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡
―市民が創った珠玉のコレクション』

2022年10月14日(金)~2023年1月22日(日)
京都国立近代美術館
ルートヴィヒ美術館
(右上)
パブロ・ピカソ《アーティチョークを持つ女》

ドイツ第4の都市、ケルン市が運営するルートヴィヒ美術館は、20世紀から現代までに特化した世界有数の美術館です。その優れたコレクションは、市民からの寄贈をもとに形成されてきました。本展覧会では、館名に名を冠するルートヴィヒ夫妻をはじめとするコレクターたちに焦点を当て、ドイツ表現主義や新即物主義、ロシア・アヴァンギャルド、ピカソ、ポップ・アートなど、絵画、彫刻、写真、映像を含む代表作152点をご紹介します。

みどころ

  1. 未来を買ったコレクターたち
  2. 美術史をたどる、100年の多様な表現
  3. 時代が息づく珠玉の152点
ルートヴィヒ美術館
(左から2つめ 右)
モーリス・ルイス《夜明けの柱》
(一番右)
アンディ・ウォーホル《二人のエルヴィス》

序章 ルードヴィヒ美術館とその支援者たち

Chapter1 ドイツ・モダニズムー新たな芸術表現を求めて

Chapter2 ロシア・アヴァンギャルドー芸術における革命的革新

Chapter3 ピカソとその周辺ー色と形の解放

Chapter4 シュルレアスムから抽象へー大戦後のヨーロッパとアメリカ

Chapter5 ポップ・アートと日常のリアリティ

Chapter6 前衛芸術の諸相ー1960年代を中心に

Chapter7 拡張する美術ー1970年代から今日まで

ピカソについて触れられた説明のパネルに“精神性の自由”というようなことばがありました。どんなことを表現していることばなのかが気になりながら鑑賞をすすめました。実物のピカソの絵から受ける感覚はいままでのイメージとはまったく想像していなかったものでした。が、しばらく精神性の自由を指すものがつかめず数分にらめっこ。理解できたであろう瞬間、マンガでの大きなハンマーで叩かれたかのような衝撃。“目に見えるもの”。目に見えているものすべてがそのまま描かれているのだ!!と。美術館関連での思い出に残るであろうランキング1でした。

あと印象的だったのはタイトルは忘れたのですが、旅行先での民族衣装を着た売り子さんが描かれた絵画。その感動がそのまま伝わってきたように感動しました。
ルートヴィヒ美術館
カーチャ・ノヴィツコヴァ《類似(ハシピロコウ)》
鳥居
ルートヴィヒ美術館
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