大阪の仏壇屋「稲田法輪堂(法輪堂ドットコム)」の
2011年8月1日に送信した
メルマガのバックナンバー記事となります。
┏仏像・仏具・密教法具・お香・お線香の専門店【法輪堂ほうりんどう】
┃http://www.e-horindo.com/
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┃■美しいかたちのご紹介(法輪堂通信)
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┃2011年 8月1日 NO.43:三蔵法師
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こんにちは、法輪堂の店主 稲田です。
“ 三蔵法師 ”と言えば皆さんは何が思い浮かぶでしょうか?
私は、月並みですが“ 西遊記 ”です。
しかも、映像に浮かぶのが昔、子供の時に毎週欠かさず観ていた
テレビドラマでの三蔵法師役の夏目雅子さんの姿です。
これで年が分ってしまいますね...。
あと、おおまかな人物イメージとしては
それに徳の高い聡明な僧といった所でしょうか。
当店のメールマガジンを購読して頂いている方はご存知かと
思いますが、
実際には、三蔵法師というのは一人だけではなく
仏教の三蔵(経蔵・律蔵・論蔵)に精通した僧、または
インドよりこの経典を持ちかえり、訳した僧の事を
“ 三蔵法師 ”と呼ばれるんですね。
もっとも、私もこの事を知りえたのは
大人になってしばらくの事ですが...。
それで、一番メジャーなのが“ 西遊記 ”で登場する。
玄奘三蔵です。お話は創作ですが
玄奘三蔵は、中国で実際に存在した人物です。
玄奘三蔵法師をより深く知るためにはうってつけの博物館の特別展が
行われています。↓↓↓
「特別展 天竺へ~三蔵法師3万キロの旅」
奈良市 奈良国立博物館 東新館・西新館
2011年7月16日(土)~8月28日(月)
何かと節電の昨今ですが
博物館は、国宝級の展示物を守るために冷房温度はいつも通りだそうです。
涼みがてらに三蔵法師の軌跡に思いをはせるのはいかがでしょうか。
では、今回もよろしくお願いします。
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このメールマガジンは、【法輪堂.com】が
商品紹介、お得情報、皆様のお声などをお送りいたします。
少しでも、心安らぐ日々のお手伝いが出来ればと思います。
∞∞ □■ 目 次 ■□ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
□ 施餓鬼特集
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□1. ◆ 施餓鬼特集
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施餓鬼という言葉を必ずどこかでお聞きになられと事があると思います。
施餓鬼とは、お釈迦様のお弟子様の逸話からきており
六道の内の餓鬼道に住する餓鬼の供養のために行う儀式です。
正式には、施餓鬼会といって日本の仏教では、浄土真宗以外の宗派で
主にお盆に時期に行われます。
施餓鬼会とは (ウィキペディア)
一般家庭でもお盆に営まれる盆棚は、寺院で行われる施餓鬼会で使用される
施餓鬼檀と同じであり、日本ではこれに祖霊信仰が合わさりご先祖様がお盆
に各家庭に帰ってこられる場所(目印)としての霊棚として自分のご先祖様
を感じる事の出来る古来よりの心和む風習です。
近年、こういった考え方が薄れてつつあるのがさびしさを感じます。
法輪堂では、こういった施餓鬼会を行うためのお仏具も取り扱っております。
施餓鬼会で使用する主要な仏具 (法輪堂ドットコム サイト内)
完全に御寺院様向けのお仏具ですが、一般の方々もお盆近いこの時期に
お寺の施餓鬼会ではこういったものを使用して供養祭を行うという事を
知って頂ければ、実際の施餓鬼会等にご参加された時によりご興味が
深まると思います。
また、御寺院様へは今後の御参考にして頂ければと存じます。
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◆ あとがき ◆
まえがきのつづきですが、
三蔵法師は、(玄奘三蔵法師とは別のお方で)日本にもおられます。
その方は、近江出身と言われている興福寺僧・霊仙という日本人僧です。
遣唐使として唐に渡り、
首都長安にて経典の訳教や研究を当時の唐の皇帝に認められ
歴史上、日本人僧の中で唯一“三蔵”の称号を与えられたそうです。
奈良国立博物館
「特別展 天竺へ~三蔵法師3万キロの旅」
↑
こちらは、玄奘三蔵法師です。
では、また、
本日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
皆様より良きご縁をいただきました事を感謝いたします。
『心』そして『出会い』に合掌
稲田昌弘
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