– 京仏師による仏像とは –
(5) 最重要な仏像の木材えらび
仏像の木材は、仏像を彫る事ができる状態になるまで1寸1年
木を乾かす必要があり、工房には仏像に使われる木材をたくさ
ん乾かして置いておられます。
“等級のつく材” と “等級のつかない材” があり、
“等級のつく材”は海に沈めて油を抜き、
油を抜いた材は色が綺麗になります。
そして木を乾かされます。
木も、1本の木を全部もっていると、1本の木で1つの仏を彫る事
ができるのできれいな仕上がりとなります。
彫りやすい綺麗な材をたくさん作っておくことも、仏師さんの大事
な仕事・腕です。
全てではありませんが、やはり一番綺麗な木は如来さんを、
次には観音さん・菩薩さん、
木目の粗い木はお不動さん・明王にされます。
記事のつづき
– 京仏師による仏像とは – (6) 仏教・哲学を含めた仏像 【 京仏師 冨田珠雲 不動明王 】 この仏像の違いのお話には、大きな衝撃を受けました。 「形だけで仏像を彫るか」「仏教・哲学を含めた仏像[…]
- 画像・文章は、転載不可です -
※画像は、冨田珠雲仏師に著作権・肖像権があり、転載・転用を禁止致します。
仏師仏像は、毎回見積もり後の受注製作となります。