– 京仏師による仏像とは –
(4) 木から仏が生まれる

国産木曽ひのきは、そのとれる山自体が聖域のある霊山の様な
所であり、精神性の観点からするとこの材を使って仏像を彫る仏
師の気合は違います。
木目の1つが1年という時がかかり大きくなります。
山の風を受けない、寒い所に住んでいる良い環境に棲んでいて
歴史の証明ができるのが木曽ひのきです。
木から仏が生まれる。
「何の木で仏像を彫りますか?」と尋ねた時に、仏像のご依頼主
が「お仏像を彫る木だから特別な木を」と考えておられると彫る
緊張も違ってくる。
とおっしゃるほど、仏像にとって何の木で彫られるか重要なポイ
ントです。
その大事なポイントの「仏像を彫られる木」が
仏像を彫る段階までの説明は、
次の「最重要な仏像の木材えらび」に続きます。
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仏師仏像は、毎回見積もり後の受注製作となります。