漆とカシュー塗料

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仏壇・仏具に使われている「漆」と「カシュー塗料」の説明です。

蒔絵1

【漆】
漆樹の幹に傷をつけた時、そこからにじみ出た樹液のことを漆といいます。
樹液そのものは乳白色ですが、空気にふれると褐色に変化します。
漆樹は日本・中国・台湾をはじめ、ベトナム・ミャンマー・カンボジア・タイなどの東南アジアに分布し、それらの国で漆が産出されます。

漆の主成分のウルシオールが多いほど良質の漆とされています。

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【カシュー塗料】
カシュー・ナットから採取される塗料です。
仏壇・仏具に使われる主要な塗料のひとつ。

カシュー・ナットは、核の部分と殻の部分からなり、核の部分はピーナッツなどと並び人気の高く食品です。塗料としてのカシューは、殻の部分から抽出されたカシュー・ナット・シェル液を主原料として、石炭酸・メラニン・尿素・アルキッド等をアルデヒトで共縮合することで製造されます。

カシュー・ナット・シェル液の主成分として含まれるカードールは、漆の主成分であるウルシオールとその化学構造が極めてよく似ており、漆に変わる塗料として使用されます。

漆が乾燥にあたって湿気を必要とするのに対して、カシューは自然乾燥または加熱乾燥によって乾燥される。漆に対して低価格である上に、漆のようなかぶれがなく、吹き付け塗料が可能であることなどから、仏壇・仏具の量産化に大きく寄与してきた。「カシュー」というのは、塗料の商品名です。

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香木ができるまで
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