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仏像

 

- 冨田京仏師の工房で、再びお話を聞いてきました -


冨田珠雲 京仏師は、お寺での仕事でお留守中に工房にお邪魔させて頂きました。御兄弟でお仕事をされており、今回は冨田睦海 京位牌師のお話を聞かせて頂きました。京位牌をおもに彫っておられますが、仏像も彫ったり寺院の仏像の修理もされます。


京仏師 冨田珠雲 工房

(1) 工業製品と、工芸品の違い

機械によって大量生産される「工業製品」。一から手作りされていく「工芸品」。
工芸品だからこそ対応できるものがたくさんある。

工芸品がどんな技術かあるのかなど多くの方に知り選んで頂けたらと思い、お伝えしている。

現代的なものは、昔の形を省略していっている。
お客様のオリジナルをつくる時には、もうすでに昔からの形の中にある。
昔からの形には、たくさんのものが詰まっている。


(2) 仏像の素晴らしさには背景もある

素晴らしい鎌倉時代の仏像。
しかし素晴らしく仕上がったのは仏師の技術だけではなく、その時代の背景というものが大きく影響している。戦い・病・生活など人々の切なる願いなどがある。

最近、修理した古い時代の仏像の衣部分をはがすと、びっしりと「南無○○菩薩」と書かれており、それぞれ違う字、たくさんの人が書き込まれた思いのこもった仏像だった。多くの人々の願いの中で制作された仏像であった。

今の時代でも、たくさんの思いや、たくさんの人の願いのこもった仏像はすごいものができるだろう。

(冨田京仏師の制作の仏像は、ご依頼主様がのみ入れをされ、削られた木片を仏像が仕上がるまでお守りにもっているようにされています。ご依頼主の仏像に対する思いが違ってくるそうです。)

(ご依頼を受けてから制作される京仏師仏像は、ご依頼主様のご希望や思いなどを仏像にこめられるように制作されます。また手間をかけられるたびに、より素晴らしい仏像に仕上がるようにと思いを込めて丁寧に大事に作業をすすめられます。)

あとがき - 祈る人にとっての材質-

祈る人にとっては、そのものが仏様であったり、お母さんであったり、お祖父さんであったりとなるものです。

その大事なもの、仏像・位牌・仏具。
ご購入される時に亡くなった大切な方のイメージやお好きだったもにピッタリな「もっと○○な形のものもできますよ。」「○○な模様を入れると綺麗ですよ。」と紹介されていたら、
「そんな仏像・位牌・仏具にしたかった。」と思われることがあると思います。

一度おまつりされていたものに対する思いと共に過ごした年数があり、例えよりピッタリな仏像・位牌・仏具に後から出会われても新しく代えることには、ためらわれる方が多いと思います。

初めにお決めになる時に、お客様がどれだけご存知の中でお選びになるかが大切だと思います。それには店側が、お客様のご希望されているお気持ちを理解し、伝統的な技術を知りお客様にご提案できるかが大変重要なことだとおもいました。


あついお話を聞かせて頂きました。私ども法輪堂にとっても課題を感じるお話でした。お客様にとって選択して頂いて満足いただけるものでおまつり頂けるよう精進してまいります。お客様も工芸品に興味をもって頂ければ嬉しいです。


冨田珠雲 京仏師 ご依頼

仏師仏像は、受注製作となります。

 





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