法輪堂 拝観日記

龍谷ミュージアム 『アンコール・ワットへのみち』展

龍谷ミュージアムで開催されていた『アンコールワットへのみち』を観させていただきました。

「石造彫刻の仏像」「カンボジア・タイ・ミャンマーなど仏像」を今まで観たのを思い返し、どんな展示なのかイメージしていたのですが、想像をまったく超えた感動の出会いでした。

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特別展
アンコール・ワットへのみち -ほとけたちと神々のほほえみ-

2015年10月10日(土)~12月20日(日
龍谷ミュージアム

9~15世紀にかけて、現在のカンボジアの領域を中心に強大な勢力を誇ったアンコール王朝は、世界遺産アンコール・ワットに代表される豪壮華麗なヒンドゥー教、仏教の美術を各地に残しました。本展では、アンコール朝時代のカンボジア石造彫刻を中心に、タイ、ミャンマーの彫刻も合わせ、東南アジア史上に燦然と輝くその神秘的な造形の変遷をたどります。

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第1章 アンコール彫像の変遷
 第1節 カンボジアの石彫像
 第2節 カンボジアの青銅像
 第3節 タイの宗教彫像
 第4節 ミャンマーの宗教彫刻

第2章 ほとけたちと神々の姿
 第1節 仏教の尊像
 第2節 ヒンドゥー教の尊像

第3章 アンコール・ワットへのみち



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看板の真ん中大きいのが宇宙創造の神【ブラフマー像】です。 

第1章:アンコール・ワット彫像の変遷

 

第1節 カンボジアの石彫像 
【ヴィシュヌ】 砂岩

第2節 カンボジアの青銅像
【ブラジュナーバーラミター像】(諸仏の母) カンボジア 10世紀後半 バンテア・スレイ様式

第3節 タイの宗教彫像
【説法印のブッダ】 タイ ドヴァ―ラヴァティー様式 7~8世紀 石灰岩

第4節 ミャンマーの宗教彫刻
【説法印のブッダ】 ミャンマーパガン様式 11~13世紀 砂岩
【ブッダ頭部】 ミャンマー パガン様式 11~13世紀 砂岩
【触地印のブッダと仏伝七相】 ミャンマー パガン様式 11~13世紀

年代により様式の違いがあり、比較する説明のパネルなどがあり楽しく見ることができました。

ガーンときたのがミャンマーの【説法印のブッダ】。
なんと静かなあたたかみのある像でいて、神秘的なものを感じました。
説法しておられるブッダなのです。
下の画像の左から2番目が「タイの説法印のブッダ」で同じお姿です。

言葉にするのはむづかしいですが、何か真剣なものが伝わってくるようだった【触地印のブッダと仏伝七相】。ブッダの生涯を浮彫りされたものです。


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第2章 ほとけたちと神々の姿

第1節 仏教の尊像
【ナーガの上のブッダ像】(ブッダを守護した竜王) カンボジア 11世紀 バプーオン様式

第2節 ヒンドゥー教の尊像
【ブラフマー像】(宇宙創造の神) カンボジア 10世紀後半 プレ・ループ様式
【ガネーシャ像】(破壊神を父に持つ、象頭の福の神) カンボジア 10世紀後半 バンテア・スレイ様式
【ヴァージムカ像】(馬頭の守護神) カンボジア 10世紀後半
【ヤクシー像】(女夜叉) カンボジア 10世紀前半
【シヴァ】 バプーオン様式 11世紀 砂岩

【ナーガの上のブッダ像】は、
瞑想をされているブッダを竜王が護っている像です。
いくつもの竜の顔がブッダの背後を護っています。

ヒンドゥー教の神も大変興味深いので、像に親しみを感じました。

第3章 アンコール・ワットへのみち

【ロケーシュビァラ像(観音菩薩)】 カンボジア 12世紀末~13世紀初頭 バイヨン様式

こちらのコーナーでは、観音菩薩やブッダの像や説明などがありました。

そしてシアターで「アンコールワットへのみち」の動画があり、素晴らしいアンコールワットに触れることができました。あちらの音楽もまた落ち着けるもので癒されます。シアターに入ってみて、アンコールワットを堪能できました。

感動はそれだけでなく、動画が終わると窓のブラインドがサーと開けられると、西本願寺が一面に見えて秋だったのでイチョウが黄色くなりつつあるのが大変美しい光景が広がり歓声が上がっていました。

いままで石仏の魅力がいまいちわからなかったのが、今回の展示では静かに伝わってくる魅力を感じ、またアンコールワットの壮大な素晴らしさにこれから触れていきたいと大変興味をもちました。


西本願寺では

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ちょうど文化の日近くに行ったので西本願寺の境内に菊が並んでいました。


福岡市美術館での『アンコール・ワットへのみち』のサイトで、主な出品作品が画像入りで見ることができます。








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