法輪堂 拝観日記

国立国際美術館の「貴婦人と一角獣 展」

国立国際美術館の 「貴婦人と一角獣 展」に行ってきました。 
 フランス国立クリュニー中世美術館所蔵の6面の連作タピスリー。 
赤色の千花文様に、貴婦人と一角獣と獅子。 
「人間の五感を表している」5面と、「我が唯一の望み」。
貴婦人と一角獣2.jpg
 テレビで一瞬みて 気になっていた「貴婦人と一角獣 展」。 
赤地に、貴婦人と一角獣と獅子がいる 豪華な・・・絵ではなく、タペストリー。 
 それが、6面ある。 
6面 「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」 そして「我が唯一の望み」
 ん・・・。 
何か気になるけれど、 なぜ、同じようなのが並んでいるのか・・・ 
6面のタペストリーだけの展示ではないだろうけれど・・・ 
・・・謎。
 「人間の五感を表している」というキーワードに興味があったほか 
やはり、愛犬に似ている犬種の犬が絵画に登場すると その絵が気になって仕方がありません。 
貴婦人と一角獣
 美術館入口のガラスに、 
タペストリーから飛び出した千花文様と 
小動物が出迎えてくれました。
貴婦人と一角獣4.jpg

 「角」貸します。 
貴婦人と一角獣3.jpg 
このセットの中に入って記念撮影をします。
 さっきの一角獣の「角」を頭に付けて撮影もOK 

子どもに角を付けてもらって、写真を撮ってみたのですが 
一角獣の横に立っていたので、 角が合わせて3本並んでしまって 

きっと前面の絵と背景の絵の真ん中に立てるので 
立体的で一体となった写真が撮れるのだとは思ったのですが 

 いよいよ、「貴婦人と一角獣」の所に行きます 
貴婦人と一角獣
 とてもおもしろい充実した内容と説明で楽しい時間を過ごしました。 

展示の最初に大きなポイントの説明の映像があり、 
次の部屋にはもう主役の「貴婦人と一角獣」が。

 同じように見えていたタペストリーが 1枚1枚のちがいに驚きました。 
 「貴婦人の顔」、「表情」、「髪型」、「髪飾り」、「ドレス」が 全く違いました。
 一角獣、獅子のほか小動物の登場や 
仕草もすべてが五感の表現となっているようです。 

 なによりも感動したのが、 6枚目の「我が唯一の望み」。 
実物を見ながらの素晴らしい音声ガイドの説明でした。 
五感を手放したその次には、

きびしさを求められるかと思うところ、 
とてもうまい表現で感激しました。 
 言葉ではなく感覚で受け取りましたので
言葉にできませんが、 音声ガイドおすすめです。 

最初に主役を見てしまいますから、 
あとは何だと心配になりますが 
ズームアップされての説明の展示となり 最後まであきさせません。 

その時代のタペスリーの中にあった 
同じ小箱やベルトの実物もあります。 
タペストリーから、同じ時代の同じ形をした実物が 
飛び出してきているのですから感動します。 
6枚の中の「貴婦人だけ」、「一角獣だけ」とピックアップで抜き出して 
6面を使って、映像で見比べられます。 

 「ひざまずくマグダラのマリア」「聖女バルバラ」の彫刻もあります。 
「ひざまずくマグダラのマリア」は 祭壇衝立の浮彫りだそうですが、
とても魅力的で その祭壇の全体像を想像したりしながら見ました。

 「聖女バルバラ」は キリスト教に改宗させましとする父親に 
塔に閉じ込められるが、バルバラはキリスト教徒となる。 

その姿は美しいのですが、とても悲しげな表情が印象に残りました。 
 最後にも、もう一度6枚のタペスリー「貴婦人と一角獣」を 
横に見ることができるようになっていて とてもやさしい演出だと思いました。 
「我が唯一の望み」の音声ガイドの説明を 自分の中でふくらましていきたいと思います。 

 大・大満足です 貴婦人と一角獣 展 
2013年7月27日(土)~10月20日(日) 
国立国際美術館 貴婦人と一角獣 展≫





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