法輪堂 拝観日記

ツタンカーメン展 観覧日記

大阪天保山特設ギャラリーでの
 「エジプト考古学博物館所蔵 
ツタンカーメン展~黄金の秘宝と少年王の真実~」に行ってきました。 

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元エジプト考古大臣ザヒ・ハワス博士監修のもと、
ツタンカーメンの王墓から発見された副葬品約50点など
日本未公開の展示品を含む
エジプト考古学博物館所蔵の122点が展示されます。

科学と考古学の融合によってエジプト史上、最も有名な
少年王ツタンカーメンの謎が解き明かされる展覧会です。

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正面玄関にある大きな看板です。
大きく写っているのは
【ツタンカーメンの棺形カノポス容器(ツタンカーメンの黄金のカノポス)】です。

看板や、ポスターなどでこのように大きく写っているので
大きいものかのような印象を持ちますが、
実は防腐処理された王の肝臓を入れられていた容器なので
人の大きさよりは大きくありませんでした。
高さ約39.5cmだそうです。
ガラスケースの中に展示されており、180度をみることができました。
 
容器に描かれた王は殻竿と杖を持ち、 上下エジプトを表わす
ハゲワシとコブラの付いた ネメス頭巾を被る伝統的な姿で表わされています。
イシス女神と肝臓を護るイムセティ神に捧げられた
ヒエログリフの銘文も記されているそうです。

もう一つの「実は」は、
ツタンカーメンのミイラを納めていた人型棺の目鼻立ちが異なり、
容器にツタンカーメンの即位前の王の名前が書かれていたところから、
本来は別人のために作られたものを少年王が使った可能性もあるのだそうです。

個人的な勝手な推測かもしれませんが、
・看板に使われた目鼻立ちがある展示物。
・特別展の副題の中のキーワード「少年王の真実」。
捻りがある主催者の思惑のように
勝手ながら想像して 面白さが広がりました。

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入場券売り場です。
この写真の様子では、 ゆったりと入場できるかのように見えますが
実は、入場券を購入してから再度外に出て
外にできた長蛇の列の最後尾に並びます。

この日は、春休みでしたが平日午前中で120分待ちでした。
でも、常にちょっとずつ前に動きますし
海近くの外でもあることもあって気分的には少し楽でした。

いよいよ会場中に―

入ってすぐにストップ。
説明のあとに大きな扉の開門となります。

3方向にモニターが。
部屋にとまって映像を見てから
次に続く扉が開門され展示会場に入ります。

目を惹いたのは、金色の輝きも目を惹きましたが
ラピスラズリのような鮮やかな深い青でした。

展示物は、
 【ツタンカーメンの半身像】
 【ライオンの飾りのついた化粧容器】 
【チュウヤの大型棺】 などありましたが、

中でも印象に残ったのは、 一番最後の展示物だった
 【ツタンカーメンの黄金の儀式用の短剣と鞘】

金は、 柔らかすぎて実用の武器に用いるには不向きですが
この短剣は儀式用であり 来世で王を守るという呪術的な機能をもっています。
図録には、発見当時の写真が載っており ツタンカーメンのお腹の上 
斜めに置かれている短剣があります。

死後、再生復活して永遠の生命を得られるという
 「古代エジプト人の死生観」を思い重ねた時間を過ごせました。

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「エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展~黄金の秘宝と少年王の真実~」

 2012年3月17日(土)~6月3日(日)
大阪天保山特設ギャラリー (旧・サントリーミュージアム、海遊館となり)

2012年8月4日(土)~12月9日(日)
上野の森美術館

 ■ 「エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展
~黄金の秘宝と少年王の真実~」 公式サイト ≫

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