法輪堂 拝観日記

東大寺ミュージアム開館記念特別展 観覧日記

東大寺ミュージアム開館記念特別展
 「奈良時代の東大寺」に行ってきました。 

東大寺 南大門10-25.jpg

まずは、南大門をくぐり
左側奥に 東大寺ミュージアムがありました。 

東大寺ミュージアム1.jpg

入口に特別展の大きなパネルがあります。 
 黒地の上に、光背の輝きのような色を背景に 
法華堂のご本尊 不空羂索観音菩薩立像が 
とても大きく写っています。 

東大寺ミュージアム2.jpg

特別展は、大仏開眼会 (752年)前後の東大寺を表現した展示だそうです。 
国宝「金銅八角燈籠火袋羽目板」 から展示が始まります。

 「大仏殿前に設置されているのに 
なぜ一面展示されているのだろう?」と思っていました。 

調べてみると、 
現在大仏殿前の八角燈籠には、盗難前の姿を 新補したものが付けられ、
展示されているものは いつも別途保管されているのだそうです。 

ですので、展示されている羽目板は 
盗難にあった際の周囲の欠損があります。 奈良時代のものです。 

中央には、国宝「誕生釈迦仏立像及び灌仏盤」があります。 
盤径89,2という大きさです。 

重要文化財「西大門勅額」は 
聖武天皇宸筆と伝わる文字で「金光明四天王護国之寺」。 

梵天・帝釈天、四天王、金剛力士の像が取り囲んでいます。 
1体1体も素晴らしく 西大門に掲げられていたのだそうですが、
 門の前で圧倒されそうになるような偉大さを感じました。 

いよいよ法華堂の本尊  
国宝「不空羂索観音立像」です。 

大きなガラスケースに、両脇に法華堂と同じく 
国宝「日光菩薩及び月光菩薩立像」と並んでおられました。 

法華堂ではギュっと他の像と重なり合うようでしたが、 
スペースが大きくとられており、とても美しくよくみえました。

 「不空羂索観音立像」は、やはり見上げる大きさで 
観覧スペースも広くとられていますので 
バックして遠くからも 真っ直ぐ真正面でみる事が出来ました。 

この展示の後は法華堂に戻られるようですので 
この様にみる事が出来るのは今だけかもしれません。 

ただ、観覧した日は 銀製鍍金で、二万数千個に及ぶ宝玉で 
荘厳されている宝冠もなく、 
 合掌されている手の中の水晶もなく まだ修理中だそうです。 

法華堂にまつられていた像の展示は、 
重要文化財「吉祥天立像及び弁才天立像」もあります。 

重要文化財「二月堂本尊光背」は、 
絶対の秘仏である本尊に付属していた舟形光背だそうです。 

割れていたり、欠損していたりしていて 
舟形光背の形に貼り合わせられ なくなっている部分も多くありますが、 
個人的にはこの特別展の 断トツ一番の感動した展示でした。 

と言いますのは、 たくさんの菩薩や天が鏨で線刻されており 
しっかり見れば見るほど 仏さまが次々現れてくるように思えました。 

一度見たら忘れられない 前かがみになったお姿の 
重要文化財「弥勒仏坐像」。 

良弁僧正の念持仏という伝承、 「試みの大仏」という俗称があります。 
親身に身を乗り出してお話を聞いてくださっているような 
そんなお姿に親しみを感じました。 

 展示の最後になり 
二月堂仏しょう屋下層出土 「三彩軒平瓦」「二彩水波文せん片」 
法華堂付近出土「三彩軒丸瓦」。 

東大寺建立前の東大寺の敷地内にあった 
寺院のものと見つかったものです。 

緑釉・褐釉・白釉が施された色、 
日本ならではの紋様。 

 瓦一枚ですが、 
今まであまり見た事がない 
和の世界を想像させられるものでしたので
 「東大寺前にあった寺院を、見てみたかった。」 と強く思いました。 

 その気持ちが強まり 
「何かあった時の為に対策をとられていたら。」 と正直思いました。 

 しかし、東大寺も 
火災や地震による被害があった時期 再興前の時期もあれば、 
再興途中の長い時期もあったはず。 
どの時も、今を精いっぱい生きる人の姿。 
その積み重ねが今現在なのだ。 
特別展の最後の展示物で 大きなことに気づかせて貰いました。 

鹿.jpg

 ミュージアムと、東大寺 大仏殿の共通券がありましたので 
ぶらっと奈良散策しました。 

柵のチェーンを、 ガジガジかじっている鹿が。 
この鹿だけでなく、 他にも金属のチェーンを齧っている鹿が居ました。 

小鹿.jpg

小鹿もいます。 
鹿は、人に慣れていますが 野生動物ですので、
こんな看板があります。 

鹿看板.jpg

大仏殿に来ました。 

東大寺310-25.jpg

昨年、東京での特別展で展示されていた
 「金銅八角燈籠」もあります。 

東大寺210-25.jpg

真正面の上。 
ここが開けば、大仏様のお顔を外からも見られるのでしょうか。
 (宇治の平等院もこうなっていたと思います。) 

大仏殿内には、 海外からの観光の方もたくさんいらっしゃっていて 
特に「大仏殿の柱の穴くぐり」に列ができていて とても盛り上がっていました。 

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