法輪堂 拝観日記

3びきのくま展

兵庫県立美術館での、「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」と
同時開催の「3びきのくま展」へ行って来ました。

 2009年12月8日~2010年2月7日
 兵庫県立美術館

トルストイの絵本『3びきのくま』。

「女の子が、3びきのくまの家に
 くまの親子の留守中に入りました。
 女の子は、くまの家で過ごしお昼寝をしていると
 くまの親子が帰ってきました。
 女の子は慌てて逃げました。」

というお話です。

企画・構成は宮崎駿、解説は高畑勲。

特別展「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」1.jpg

まず部屋に入ると、木の家の中。
入場者は、くまの家に入ってしまった事になります。

大きな木のテーブルと木の椅子。
テーブルの上には、色・大きさとりどりの粒のスープ。
木の器には、木のスプーンがささっています。

棚には、さまざまな種類の木の実や果実などが収納されています。
きっと、母親のくまが美味しいものを作ってくれるのでしょう。
また、冬の備えもあるのかもしれません。

それほど大きくない部屋の中で、
何が出来るというわけでもないのですが、
見るところすべてが楽しくて、ディズニーランドに
行ったかのようなウキウキした気分になってきました。
「これはクマがこんな風にするために
ここに置いているのかもしれないな。」なんて
色々想像ができる絵本の中の世界に入ったような
状態だったからだと思います。

そんな楽しい気持ちで廊下に出ると、
小さなこぐまの部屋にベッドがあり
窓から慌てて逃げ出そうとしている女の子の姿が向こうに見えます!

次の部屋に入った途端、とても大きな大きなくまが居ます。
宮崎駿さんの
「なぜ、『3びきのくま』は子どもに繰り返し読まれているのでしょう。」
との言葉が壁にあり、高畑勲さんの『3びきのくま』の
色んな角度からの説明があります。
最後に宮崎駿さんのまとめの言葉がありました。

冒険心・好奇心。そして無事逃げる事が出来て良かったね。
だけでは終わらず、くまの立場にまで考えが広げられるお話だということ。
宮崎監督の最初の言葉の時点で、想像することが出来なかった展開でした。

だからこそ、子どもが繰り返し読んで貰いたがる絵本なんだと。

実は、このお話は宮崎監督が映画にしたいと考えられていたお話だとか。
しかし出た結論は、映画"映画にできない、とっておきのおはなし"
という事だったのだそうです。

童心に戻れたような、児童文学を学んだような
とても新鮮な気持ちになれました。


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【参考リンク】
 ■ 特別展「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」/同時開催「3びきのくま展」 ≫


 兵庫県立美術館

 ■ 兵庫県立美術館-「芸術の館」 公式サイト ≫

 ■ 3びきのくま展 (三鷹の森ジブリ美術館HP内) ≫
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