法輪堂 拝観日記

走る

明治・大正の時代に京に、「京の走り坊さん」と知られた
お坊さんが大蓮寺におられました。

その「走り坊さん」の掛軸が出来上がり、
「足腰健常の御守」が大蓮寺の納経所にて
販売されているそうです。


興味を持ったので少し調べてみました。



● 走り坊さん


雨の日も、風の日も

身長143㎝の小柄な体に
頭陀袋を下げて

番傘を担ぎ
右手に扇子を持ち

お守りやお札を届けたり、
もらった米をみんなに配るため
毎日毎日走りました。


1日に約60キロも走る
このお坊さんの見ない日はなかったといいます。


富裕な檀信徒から布施を受けても、
常に貧民街に出入りし、
私財を抛って顧みることなく
頭陀袋の中は常に空であったといい
いつとなく「今一休」と呼ばれるようになりました。

大飯食らいで大酒飲みで、
一日に米1升、酒1升、餅1升を飲み食いしていたといい
正月の雑煮の餅は50くらいは
訳もなかったとも伝えられています。




今年は、様々な意味で激動の年だったように思います。
世の中の価値観が激変して行く中でもインターネットを通して
多くのお客様とご縁をいただけましたことは感謝でございます。
ありがとうございました。

2009年も
何卒宜しくお願い致します。


2008年12月31日

              【法輪堂】 店主 稲田 昌弘






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