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仏像のはじまり |
仏像の種類 |
材質・つくり方 |
基礎知識 |
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■ 三十二相・八十種好
如来像は、歴史上に実在した釈尊の姿をうつしたものから始まります。
それが他の如来にも発展していきますが、これらの如来像にはある特定の共通する特徴があります。
(1) 釈尊が生まれながらにして持っているといわれる「三十二相・八十種好」があげられます。
精神的な特質として十八の不共法、肉体的には三十二の特質(三十二相)と
八十の小さな特質(八十種好)をそなえていると考えられています。
・ 肉髻相
・ 白毫相
・ 手足千幅輪相
・ 手足指縵網相
・ 金色相
・ 円好相 など
(2) 身に納衣をまとうだけで、装身具はいっさい着けず(大日如来を除く)、
持ち物は薬師如来の薬壺の他は何も持たず、出家の姿
(3) 髪形が巻貝のように小さな右まわりの渦巻状になっている(螺髪)
(4) 如来像は人間と同じく、すべて一面二臂であり、
変化観音とか明王のような多面多臂のものではない
(5) 坐像にしろ立像にしろ、台座はすべて蓮華座(蓮の華を形どったもの)
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■ 如来 (にょらい)
「如来」とは仏の別称で、仏の十号(如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解
・無上士・調御丈夫・天人師・世尊で、いずれも仏の尊称)の一つでもあります。
代表的なものは、釈迦如来・薬師如来・阿弥陀如来・毘舎那如来・大日如来です。
仏像のうち、最高の境地に達した存在が如来です。
悟りを開いた釈迦をモデルに、ヘアスタイルは螺髪という縮れ毛に、
服装は1枚の衲衣と下半身に裙をまとうのみで、装飾は一切つけない姿に造られます。
仏教成立当初は、釈迦像だけでしたが、
大乗仏教の成立にともない、他の如来像が登場しました。
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≪ 如 来 ≫
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●釈迦如来 |
釈迦如来は、他の如来の原型ともいうべきもので、
その姿・形もオーソドックスです。
手のかたちは通常、右手を恐怖を取りのぞく「施無毘印」、
左手を望みを与えるという意味をもつ「与願印」、
両手合わせて「通印」と呼ばれる印相をしています。
歴史上に実在した釈尊をモデルになっているためか、
その生涯を表す様々な像があります。
下天・託胎(入胎)・住胎・誕生・出家・成道・転法輪・入滅の八つで、
これを「釈迦八相」といいます。
・ 誕生仏
・ 出山の釈迦如来
・ 禅定の釈迦如来
・ 説法の釈迦如来
・ 涅槃の釈迦如来(寝釈迦)
・・・〔釈迦如来の脇侍〕・・・
「三尊像」は、釈迦如来に普賢菩薩と文殊菩薩を加えた組み合わせが
一般的で、法隆寺金堂の「釈迦三尊像」が有名です。
また、法隆寺五重塔の「涅槃釈迦像」は、わが国では数少ない涅槃仏です。
その他、東大寺の「誕生釈迦像」、西大寺本堂・
飛鳥寺安居院の「釈迦如来像」も代表的です。
・・・〔釈迦如来の眷族〕・・・
釈迦如来の眷族には、仏教を守護するものとして、
天・竜・夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩ご羅加の八つがあり、
「八部衆」とか「天竜八部衆」と呼ばれています。
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●薬師如来 |
「薬師如来」は、 正式には「薬師瑠璃光如来」といいます。
この薬師とは医者ということであり、
「医薬に権威をもつ方」という意味の名称です。
・・・〔薬師如来のかたち〕・・・
手のかたちは、釈迦如来と同じ通印であるため、
奈良時代までのものは、両者の区別が大変困難となっています。
たとえば、室生寺金堂の本尊は、釈迦如来とされていますが、
実は薬師如来の誤りであるといわれます。
しかし、平安時代の初めごろからは、左手に薬壺または
宝珠を持つようになったので、これ以降のものは
容易に判別がつくようになっています。
・・・〔薬師如来の脇侍〕・・・
薬師如来も脇侍を伴った「薬師三尊」として表されます。
日光菩薩と月光菩薩を従えたものが最も多く、
薬師寺や延暦寺の薬師三尊像はよく知られています。
また、法隆寺・法輪寺・醍醐寺の薬師如来像は、
美術史上の価値も高く、新薬師寺の薬師如来は
眷族である十二神将とともに見ることができます。
→ 「 十二神将 」 |
●阿弥陀如来 |
阿弥陀とは、「無量寿」「無量光」という梵語の音読されたもので、
限りない生命を有し、無限の光明を持つ仏、という意味です。
「薬師如来」が東方浄土の教主であるのに対して、
「阿弥陀如来」は未来の方向、西方にある華やかな
極楽浄土の教主ということです。
・・・〔阿弥陀如来のかたち〕・・・
阿弥陀如来は、頭のてっぺんから足の先まで、手のかたち(印相)
を除くと、釈迦如来や薬師如来などとまったく同じです。
ただ、この印相は阿弥陀如来独特のもので、
容易に見分けがつくようになっています。
平安中期以降になると九品往生という考えが盛んになってきます。
これは人間の能力や信仰の深さなどによって九つの段階に分け、
それぞれの段階にふさわしい往生があるとしたものです。
そして、この九つの段階に、九体の阿弥陀仏をあてることが
行われるようになり、九品来迎印という印があらわれました。
・ 定印の阿弥陀如来
・ 転法輪印の阿弥陀如来
・ 九品仏と九体の阿弥陀如来
・ 来迎の阿弥陀如来
・・・〔阿弥陀如来の脇侍と眷族〕・・・
阿弥陀如来の脇侍は、観音菩薩と勢至菩薩です。
これは『観無量寿経』といわれる経典に基づいて作られたもので、
むかしから「左観音、右勢至」といわれ、
左側に観音菩薩、右側に勢至菩薩が置かれます。
このほか、阿弥陀仏の五仏、二十五菩薩といったものがあります。
阿弥陀の五仏は観音、勢至のほかに地蔵菩薩と龍樹菩薩をくわえ
中尊の阿弥陀仏とで五仏にしたもの。
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●盧舎那如来 |
「毘盧舎那仏」また「盧舎那仏」ともいいます。
梵語のヴァイロチャーナの音読であり、
密教においては大日如来と同じものです。
「盧舎那如来」は、密教以前の経典『華厳経』『梵網経』に
述べられているものを指します。
如来や菩薩など数多くありますが、
それらお互い同士の関係やつながりは具体的には示されていません。
それらを総括し、体系づける中心になるのがこの盧舎那仏といわれます。
三千大世界というとてつもなく大きな宇宙観の思想からきている仏です。
東大寺の大仏さまの台座のまわりの蓮の葉には、
その1枚ずつに釈迦如来が教えを説いている様子が彫られ、
唐招提寺の「毘盧舎那仏」の光景には、小さな仏さまが
びっしりと貼り付けられています。 |
●大日如来
(毘盧庶那如来) |
密教のほうの「大日如来」は、「毘盧庶那如来」ともいいます。
この如来だけが、如来でありながら例外的に菩薩の形をしており、
それは宇宙を神格化したものと考える密教の教理からきたものです。
そして、王者にふさわしい宝冠をかぶり、腕や胸、足には
首飾り・腕輪・玉飾り・足輪など、きらびやかな装身具をつけていますが、
菩薩像のような立像は存在しません。
・・・〔大日如来のかたち〕・・・
この大日如来には2つの手のかたちがあり、
坐禅をする法界定印(禅定印)の形の胎蔵界と、
智拳印の形の金剛界とがあります。
石山寺の「金剛界大日如来坐像」、広隆寺の「胎蔵界」が有名です。
また、これに加えて密教には、幾何学的な構図のなかに
大・中・小の仏像がぎっしり描かれている「曼荼羅」というものがあります。
そしてこれも「金剛界曼荼羅」と「胎蔵界曼荼羅」の2つが代表的です。 |
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■ 菩薩 (ぼさつ)
さとりを求めて精進している修行者、すなわち如来に従って
仏法を学ぶ者を「菩薩」といいます。
如来になることを目標に修行に励んでいる菩薩は、
自らの悟りを求めつつ、仏の慈悲のおこないを実践することで、
すべての生き物を救済する仏です。
如来は、数多い菩薩のなかから高位の者を選んで常に両脇に侍らせています。
この菩薩を「脇侍の菩薩」と呼び、代表的な組み合わせは次のとおりです。
●釈迦如来 = 普賢菩薩と文殊菩薩
●薬師如来 = 日光菩薩と月光菩薩
●阿弥陀如来 = 観世音菩薩と勢至菩薩
●大日如来 = 虚空蔵菩薩(五体)
この他の菩薩には、弥勒菩薩、地蔵菩薩、六観音などがあります。
菩薩に共通する一般的な特徴はいくつかあります。
まず第一は、温顔で、上半身は裸体で天衣を着けており、下半身は長い裳をまとっています。
第二に、髪は「宝髻」といって、三分の二くらいの髪を上に束ね、残りの髪は肩まで垂らしています。
第三に、宝冠をかぶり、腕や胸などに玉飾りをつけ、手には持ち物を持っています。
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≪ 菩 薩 ≫
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●普賢菩薩
と 文殊菩薩 |
釈迦如来の脇侍で、釈迦三尊を構成しています。
「三人寄れば文殊の智慧」ということわざがあるように
文殊菩薩は、仏の智慧を代表しています。
一方、普賢菩薩は、あらゆるところに姿を現わし、
すべての徳を備えているということから、仏の実践と誓願を象徴しています。
・・・〔普賢菩薩と文殊菩薩の特徴〕・・・
普賢菩薩は、六牙の白象に乗っているのが特徴で
文殊菩薩は、右手に剣を持ち、左手に経典を持ち、
獅子に乗っているのが特徴です。
大倉集古館の「普賢菩薩騎象像」、西大寺の「文殊菩薩騎獅像」に
それぞれの特徴をみることができます。 |
●日光菩薩
と 月光菩薩 |
薬師如来の脇侍で、薬師三尊を構成します。
日光菩薩は、太陽のように人びとの煩悩を照らし、
無知の闇を打ち破る仏の智慧を象徴しています。
月光菩薩は、月の光がやさしく注がれるような
いつくしみの心を代表しており、仏の慈悲を象徴しています。
・・・〔日光菩薩と月光菩薩の特徴〕・・・
ともに宝冠をかぶり、首に飾りをつけ、身に長い天衣をまとっています。
両者の違いは、宝冠に日光菩薩は日輪を、月光菩薩は月輪を
配していることで、如来の左に日光菩薩、右に月光菩薩が位置します。
東大寺法華堂の両菩薩、薬師寺金堂の「薬師三尊」などでなじみぶかいです。
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●観世音菩薩
と 勢至菩薩 |
阿弥陀如来の脇侍で、阿弥陀三尊を構成します。
観世音菩薩は、観音菩薩とも略されますが、
自由自在に人びとを救済するという意味です。
母親のやさしさになぞらえて、その姿が女性的であるのは、
仏の慈悲を表わしているからです。
一方の勢至菩薩の存在は、人々の無知を救う仏の智慧を象徴しており、
阿弥陀来迎になくてはならない地位にあります。
・・・〔観世音菩薩と勢至菩薩の特徴〕・・・
観世音菩薩は、頭上の宝冠に阿弥陀如来の化仏(小型の仏像)をつけ、
蓮華のつぼみを持つのが一般的です。
一方、勢至菩薩は、頭上の冠のなかに水瓶が彫られているのが
特徴となっています。
銀閣寺の「観世音菩薩像」、法隆寺の「観音菩薩像」が
古仏像としてあげられます。 |
●変化観音 |
観世音菩薩は、六~七世紀ころに密教が盛んになるにつれ、
たくさんの変化観音がつくられるようになりました。
その代表的なものとして「六観音」があげられます。
→ 「 六観音 」
また、観音菩薩の功徳を説いた『法華経』(普門品)に、
観音が時や所や相手に応じて三十三の姿に身を変えてあらわれる
という考え方から、
楊柳・龍頭・持経・円光・遊戯・白衣・蓮臥・滝見・施薬・魚籃・徳王
・水月・一葉・青頸・
威徳・延命 ・衆宝・岩戸・能静・阿耨・阿摩提
・葉衣・瑠璃・多羅尊・蛤蜊・ 六時 ・普悲・
馬郎婦・合掌・一如
・不二・持蓮・ 灑水の三十三観音が生まれ、
西国や東国の三十三ヵ所や秩父三十四ヵ所の札所めぐりが
行われるようになりました。
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●虚空蔵菩薩 |
大日如来の脇侍です。
「智慧と福徳とが虚空(大空)のように広大無辺だ」
ということから名づけられています。
蓮華座に座して宝冠を頭上にのせ、右手には智慧を象徴する剣を持ち、
左手には福徳を示す蓮華と宝珠とを持っているのが一般的です。
もともと密教では重要な地位を占め、大日如来を中心として組み合わせる
「五智如来の変身」であると説かれています。
したがって「五大虚空蔵」として一群となり、
五仏坐像の宝冠をつけているのが特徴です。
法輪寺の「虚空蔵菩薩像」、神護寺の「五大虚空蔵菩薩像」などが有名です。 |
●弥勒菩薩 |
弥勒菩薩は、釈尊の後継者として、将来この世に現われるということから、
「未来仏」とか「当来仏」と呼ばれる菩薩です。
サンスクリット語でマイトレーヤといいます。
このマイトレーヤという言葉は、「友情」とか「慈悲」などという語に由来し、
「慈悲から生まれたもの」「慈しみの人」という意味です。
この意味から意訳して「慈氏」といわれます。
はるか上空の兜率天にいるといわれており、人間が死後、この兜率天に
生まれ変わることができれば、直接教えを聞くことができるということで、
阿弥陀仏の極楽往生とともに、兜率天往生に対する信仰が古くからありました。
この菩薩には、
菩薩形(装身具をつけ、衣は肩からかける帯状)と、
如来形(法衣をつけている)があって、
菩薩形はいかにして衆生を救おうかと思案している思惟半跏像が一般的です。
中宮寺・広隆寺の「弥勒菩薩半跏像」、薬師寺・醍醐寺の「弥勒菩薩像」、
興福寺の「弥勒仏」、東大寺の「試みの大仏」(弥勒如来像)など
親しまれているものが多くあります。 |
●地蔵菩薩 |
地蔵菩薩は、サンスクリット語ではクシティ・ガルバといい、
大地の母体という意味です。
大地のあらゆる恵みをやさしく育んでいるという意味で、
これを漢訳して「地蔵」といったのです。
地蔵菩薩は、
釈尊入滅後の次の仏となる弥勒菩薩がこの世に現われるまでの間、
人びとの悩みや苦しみを救済する菩薩です。
その救いはこの世だけでなく、その感化は
未来に輪廻する六つの世界のすべてに及ぶといわれています。
よく村はずれの道端や、墓地の入り口に
六体の地蔵尊を見受けることができます。
これは六道に輪廻する各界の衆生を救済するためで、
一般に「六地蔵」と呼ばれています。
右手には錫杖という上部に数個の輪がついた杖をもち、
左手にはあらゆる願いごとがかなえられるという宝珠という
桃の実のようなかたちの珠をもって、蓮華の台座に立っています。
錫杖はすべての人々を救うために俗界を遍歴することを示し、
宝珠は人びとの願いをかなえるあらわしています。
僧形の地蔵菩薩は中国で作られて流行し、日本に伝えられたものです。
ほとんどが立像ですが、中には座像も見られます。
この菩薩の特徴は、比丘形と呼ばれるふつうの僧侶の形・姿をしていることです。
これは、この菩薩がわれわれと同じ娑婆世界にいることをあらわしています。
このことが、地蔵菩薩をより親しみやすい存在にし、盛んな信仰を生みました。
→ 「 六地蔵 」 |
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■ 明王 (みょうおう)
明王とは、密教の創り出したもので、真言(明呪)をとなえて祈ったとき、
その霊験がもっとも大きい仏、つまり、明呪の王様という意味です。
如来の命を受け、教えに従わないものを調伏・救済する仏です。
悪をうち砕き、威をもって正法に導くため、原則として忿怒形(おそろしい顔つき)につくられています。
忿怒の形相をしていますが、その中に慈悲の心を宿しています。
不動明王を中心とする五大明王のほか、愛染明王、孔雀明王などがあります。
明王の最大の特徴は、忿怒の形相にあります。
髪は炎のように立ち、眼光鋭く、牙をむき、武器を執り、見る人に畏怖の念を与えます。
上半身は裸体で、下半身には短い裳を着け、
頭部には金線冠という冠を戴き、胸飾りは蛇や髑髏の飾り。
魔性を威圧する迦楼羅炎光という光背をもち(炎が燃えているかたち)、
岩座とか瑟々座(岩を装飾化したもので、角材を井桁に組んだ型)などの台座に乗っています。
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≪ 明 王 ≫
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●不動明王 |
明王は、「持明者」とも呼ばれ、
大日如来の命を受けて、悪を破壊する使者ということです。
本来はインドの神であったといわれます。
その代表が不動明王であり、一般に「お不動さん」の名で親しまれています。
不動明王は、常に行者を仕え、生やさしい方法では救済できない相手にも
仏心をもたらし、降魔(悪魔を降伏させること)にも大きな力を発揮します。
この明王には、「八大童子」と呼ばれる八人の眷族がいますが、
多くは「衿羯羅」「制た迦」の二童子を脇侍としています。
一般に、一面二臂(たまに四臂のものも)で、右手に剣、左手に索(なわ)をもち、
八大童子または二童子を従えています。
東大寺法華堂の「不動明王・二童子像」(不動三尊)、
青蓮院の「青不動」、高野山明王院の「赤不動」、三井寺の「黄不動」、
この三画像が「日本三大不動」として有名です。 |
●五大明王 |
不動明王を中尊とし、両脇に二体ずつの明王を配するのが「五大明王」です。
これらは「五大尊」とも呼ばれ、祀られている建物を「五大堂」といいます。
→ 「 五大明王 」 |
●愛染明王 |
「愛染さん」の名で親しまれるこの明王は、
文字どおり、愛欲の力激しい本能を象徴しています。
煩悩即菩提のシンボルとして知られます。
三面三目六臂の真紅に燃える忿怒相をしており、
口から牙をむき出し、獅子冠をかぶっています。
仁和寺・西大寺をはじめ、彫像・画像を保存する寺は少ないです。 |
●孔雀明王 |
明王の中で忿怒像ではなく、やさしい顔をした菩薩形は、孔雀明王だけです。
インドの国鳥である孔雀は、コブラなどの蛇の天敵として神格化されていました。
それが仏教にも取り入れられ、あらゆる病気を除くほか、
さらに天変地異を鎮め、祈雨、息災の本尊とされています。
一面六臂で、蓮華・倶縁果・吉祥果・孔雀の羽を持ち、
その名のとおり孔雀に乗っています。 |
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■ 天 (てん)
天というのは、もとはインドの民間信仰の神々のことで、
深く信仰されていたこれらの神々を仏教がとり入れたものです。
如来や菩薩のボディガードとして、仏法を守護する役割をもちます。
敵と戦うため、甲冑をつけて兜をかぶり、武器を手にする神将形と、
中国の貴族のような服装をした貴顕天部に大別されます。
如来・菩薩・明王が性別を超越しているのと異なり、
天には男女の性別があり、姿形もさまざまです。
次の3つのグループに分けられます。
●武神 ・・・ 梵天・帝釈天・四天王・仁王・十二神神将
●福神 ・・・ 毘沙門天・大黒天・歓喜天
●女神 ・・・ 吉祥天・弁才天・鬼子母神
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≪ 天 ≫
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●梵天 |
インドにおいては、宇宙の根本原理として、
「梵天」または「大梵天」と呼ばれていました。
仏教にとり入れてから、常に帝釈天とともに、釈尊の左右にあって、
仏教の教えを外敵から守る神とされました。
奈良時代の梵天は一面二臂ですが、
平安時代になると四面四臂で鵞鳥の上に乗っています。
東大寺・唐招提寺・東寺の「梵天像」は国宝に指定されています。 |
●帝釈天 |
もともとはインドの英雄神・インドラのことで、仏教に入ってからは梵天とともに
守護神として一対で安置されました。
この世の中心に、ものすごい高さでそびえたっている
須弥山の頂上の善見城に住み、
「四天王を従えているとされています。
像は天人形で、白象に座し、右手に三鈷杵と呼ばれる三叉の武器を持ち、
左手は腰に置いているのが多いです。
東京・柴又の「帝釈天」と、東大寺・唐招提寺・東寺の
「帝釈天像」(いずれも国宝)が有名です。 |
●四天王 |
四天王は、仏教の守護神として東西南北の四方を守っているといわれます。
・ 東 ・・・ 持国天
・ 南 ・・・ 増長天
・ 西 ・・・ 広目天
・ 北 ・・・ 多聞天(毘沙門天)
が配置されています。
甲冑をつけ、邪鬼を足下に踏んでいます。
→ 「 四天王 」 |
●仁王
(執金剛神) |
執金剛神が二体一対になったものを、「仁王(二王)」といい、
左側で口を開いている阿形のが密迹金剛、
右側で口を閉じている吽行のが那羅延金剛です。
忿怒の形相で、上半身裸。片手を開いて前に突き出し、
もう一方に金剛杵と呼ばれる武器を持ち、寺院の両わきにたっています。
もともと一体であったものが、左右配置する必要から二体としてくくられ、
それを仁王と呼ぶようになりました。
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●歓喜天 |
頭が像の頭になっています。
歓喜天は「聖天」とも呼ばれており、
もともと富と智慧の神として崇拝されたものが
そのまま仏教に受け継がれました。
ところがいつのころからか、男女の二身に分かれ
しっかりと抱きあった双身像が作られるようになりました。
それにつれて歓喜天の意味も夫婦相愛、子授けの神となり
広く人気を集めるようになりました。 |
●吉祥天 |
吉祥とは、めでたいこと、繁栄、幸運を意味します。
美女の代表のようにいわれ、福徳を授けてくれる女神として
古くから信仰されてきました。
鬼子母神の娘で、毘沙門天の妃でもあります。
像は天女形で、宝冠を頭上に乗せ、
左手に如意珠と呼ばれる宝の珠を持ったものが一般的です。
薬師寺の「吉祥天画像」、東大寺の「吉祥天立像」などのほか、
多くの名作が残っています。 |
●弁才天 |
鎌倉の「銭洗い弁天」は、縁日ともなると
各地方集まってきた参拝客で賑わいます。
現世利益の女神として、日常生活に密着した女神です。
弁才天は、財福の神として「弁財天」と書かれ、「弁天」とも呼ばれます。
七福神の中では唯一の女神です。
二臂もしくは八臂の像があり、琵琶を弾いているのが特徴です。
もしくはインドの女神で、福徳を授ける神とされたため、
わが国でも広く信仰されました。
江の島の弁天、竹生島の弁天、そして宮島の弁天は、
「三弁天」として親しまれています。
鎌倉の鶴ケ岡八幡宮の「全裸像」も有名です。 |
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■ 垂迹 (すいじゃく)
声聞とは、比丘(僧侶)という意味で、釈尊の高弟であった阿羅漢(羅漢)とか、
新しい宗派を興した開祖とか、庶民の尊敬崇拝を受けた高僧などの像をいいます。
羅漢像は一般には十六羅漢(16体)、五百羅漢(500体)と呼んでいます。
仏教がわが国に伝わってから、日本固有との習合も行なわれ、
それらの神は仏が姿を変えたものだと解釈し、
そのもとの仏を「本地」、それから生まれた神を「垂迹」といいました。
もともとある神を仏教の守護神としてとりいれたことによって、
仏教はわが国に土着化して広まったと同時に、俗信化していきました。
蔵王権現、青面金剛、僧形八幡神、三宝荒神などがあります。
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■ 声聞 (しょうもん)
声聞とは、比丘(僧侶)という意味で、釈尊の高弟であった阿羅漢(羅漢)とか、
新しい宗派を興した開祖とか、庶民の尊敬崇拝を受けた高僧などの像をいいます。
羅漢像は一般には十六羅漢(16体)、五百羅漢(500体)と呼んでいます。
「羅漢」とは「阿羅漢」の省略字で「アラハット」という
サンスクリット語の「仏教の修行をした尊敬するに値する人」を意味します。
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≪ インド生まれの祖師像 ≫
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●羅漢 |
十六羅漢とか五百羅漢と呼ばれる羅漢様は、
釈迦の弟子で悟りを得た者の数をあらわし、その像は写実的で、
なかには苦痛に耐えたり、悟りを得た喜びにひたっている姿がみられます。
羅漢とは、サンスクリット語の「アラハット」の音写で、
正式には阿羅漢と書き、「供養に値する人」という意味です。 |
●十大弟子 |
釈迦の弟子の中でも、もっともすぐれた十人の弟子を十大弟子といって
重要視しています。かれらは釈迦の直弟子で、実在の人物をモデルにしたものであり、経典には頻繁にこの十大弟子の名が出てきます。
・ 舎利弗 ・・・ 智慧第一
・ 目けん連 ・・・ 神通第一
・ 大迦葉 ・・・ 苦行(頭陀)第一
・ 須菩提 ・・・ 解空第一
・ 富楼那 ・・・ 説法第一
・ 摩訶迦旃延 ・・・ 論議第一
・ 阿那律 ・・・ 天眼第一
・ 優波利 ・・・ 持律第一
・ 羅ご羅 ・・・ 密行第一
・ 阿難(陀) ・・・ 多聞第一 |
●十六羅漢
と 五百羅漢 |
釈迦の弟子としての十六羅漢は、師が入滅したときに
「自分の亡きあとは仏法をよく守り人々に伝えるように」と
十六人の弟子たちに遺言したことからはじまり、中国の唐時代に
そのことを玄奘が『法住記』に伝えて以来、わが国では奈良時代から
信仰されるようになりました。
五百羅漢は釈迦の滅後、その教えの結集に五百人の弟子たちが
集まったというところから十六羅漢の信仰が拡大してゆき、
仏法の守護者としてわが国ではその信仰が室町時代以降盛んになり、
多くの寺院にまつられるようになりました。 |
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≪ インド生まれの高僧・学僧 ≫
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●維摩 |
維摩は、在家の身でありながら仏教の奥義に精通していて、
逸材揃いの十大弟子も彼の智慧と学識には遠く及ばず、論議を交わしても
弁舌さわやかにやりこめられてしまいます。
在家のまま菩薩行(大乗仏教の修行)を修めているので、
維摩居士といわれます。
像は、在家の衣服を着た老人の相に作られ、椅子の上に座って
文殊と問答する姿をとらえたものがいのが特徴です。
また、病床にあることをあらわす頭巾をかぶり、扇子を持つものも多くあります。 |
●馬鳴 |
『大乗起信論』の著者 |
●無著 |
「空」の思想を説いた論者 |
●世親 |
大乗仏教に帰依し多くの論書を著しました |
●達磨 |
禅宗の祖 |
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≪ 中国生まれの祖師像 ≫
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●慧可 |
禅宗の第二祖 |
●玄奘 |
インドに渡って経・律・論657部を携えて帰国し、
その中の1335巻を漢訳したといいます。
17年間のインド紀行を綴ったものが『大唐西域記』として
『西遊記』の底本になりました。 |
●善導 |
中国浄土教の祖 |
●鑑真 |
日本に渡来
唐招提寺を開いて律宗の祖としてあがめられました。 |
●寒山と拾得 |
中国唐時代の僧で、草履か裸足で破れた衣を身にまとい、
ぼさのさした髪をしてにやりと笑った姿で描かれ、
寒山は箒と巻物を手にし、拾得は箒を持っています。 |
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≪ 日本生まれの祖師像 ≫
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●聖徳太子 |
日本仏教の祖
遣隋使の派遣、法華・勝鬘・維摩などの三経の義疏を
著すなど数々の業績を残し、仏教による国内統一に尽力しました。 |
●最澄 |
天台宗の開祖 |
●空海 |
真言宗の開祖 大師信仰の祖 |
●空也 |
踊り念仏の祖 |
●法然 |
浄土宗の開祖 |
●栄西 |
臨済宗の開祖 |
●親鸞 |
浄土真宗の開祖 |
●日蓮 |
日蓮宗の開祖 |
●一遍 |
時宗の開祖 |
●道元 |
曹洞宗の開祖 |
●隠元 |
日本黄檗宗の開祖 |
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≪ 十二神将 ≫
薬師如来にしたがう十二の夜叉
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名 称 |
身 色 |
持ち物 |
子 |
宮毘羅大将 |
黄 |
杵 |
丑 |
伐折羅大将 |
白 |
剣 |
寅 |
迷企羅大将 |
黄 |
棒 |
卯 |
安底羅大将 |
緑 |
槌 |
辰 |
未爾羅大将 |
紅 |
叉 |
巳 |
珊底羅大将 |
煙 |
剣 |
午 |
因達羅大将 |
紅 |
棍(棒) |
未 |
婆夷羅大将 |
紅 |
鎚 |
申 |
摩虎羅大将 |
白 |
斧 |
酉 |
真達羅大将 |
黄 |
索(なわ) |
戌 |
招杜羅大将 |
青 |
鎚 |
亥 |
毘羯羅大将 |
紅 |
輪 |
時刻とか、方向とか、年とかの守護神としても人気があったものです。 |
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≪ 六観音 ≫
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聖観音 |
「正観音」ともいい、変化していないオーソドックスな観音菩薩です。
十一面二(四)臂。 |
千手観音 |
千本の手を持つ観音菩薩はまれで、
平安時代以降のものは四十手が多いです。
十一面四十手。 |
馬頭観音 |
頭上に馬の頭をのせています。
観音像には珍しく、忿怒相をしています。
三(四)面八臂。 |
十一面観音 |
頭上に十の化仏の面をつけていますが、十一の面を有するものもあります。
十一面二(四)臂。 |
如意輪観音 |
顔は一つですが、手の数はさまざまです。
立膝をしたり、片足をふみ下げにしています。
一面六(二)臂。 |
不空羂索観音 |
羂索とは、鳥やけものを捕える縄や網のことです。
鹿皮の衣を着けています。
一面八臂。 |
准胝観音 |
もともとは仏母と呼ばれたこともあって、
子授けの力があるとして信心を集めました。
頭上に化仏はありません。
一面十八臂。 |
これら七観音のうち、天台宗では「准胝観音」を、真言宗では「不空羂索観音」を除いて
「六観音」といっています。
薬師寺東院堂の「聖観音」、唐招提寺の文字どおり千本の手を有する「千手観音」、
浄瑠璃寺の「馬頭観音」、聖林寺・法輪寺の「十一面観音」、西大寺の「如意輪観音」、
東大寺法華堂の「不空羂索観音」など |
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≪ 六地蔵 ≫
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地獄 |
大定智悲地蔵 |
(地蔵菩薩) |
錫杖と宝珠 |
餓鬼 |
大徳清浄地蔵 |
(宝手菩薩) |
宝珠と与願印 |
畜生 |
大光明地蔵 |
(宝処菩薩) |
宝珠と如意 |
修羅 |
清浄無垢地蔵 |
(宝印手菩薩) |
宝珠と梵篋 |
人間 |
大清浄地蔵 |
(持地菩薩) |
宝珠と施無畏印 |
天 |
大堅固意地蔵 |
(堅固意菩薩) |
宝珠と経巻 |
仏教では、われわれの住む娑婆世界は、
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天
という六つの世界(六道)から成り立っていると考えます。
悟りを得ない限り、死んでも生前の行いいかんによって
六道のどこかに生まれ変わるといいます。六道輪廻。
地蔵菩薩は、娑婆世界を守ることを使命としているので、
この六道すべてを守るといわれています。
そして、1つの世界に1体ずつ地蔵を配した
六体の地蔵菩薩が作られるようになりました。
六体とも僧形に作られ、左手には宝珠を持っています。 |
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≪ 五大明王 ≫
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不動明王 |
一面二臂像に、童子形。
激しい忿怒の表情をし、角材を不規則に組み上げた座という台座に座り、
迦楼羅炎という火焔の光背を背にしています。
持物は右手に剣、左手に羂索を持っているのが一般的です。
髪の毛は束ねて左側に垂らし、
頭のてっぺんに莎髻という特殊なまげを作っています。
あるいは頂蓮を頭の上にいただいています。
左右の目は天と地を同時に見ている天地眼といって、
世の中をすべてを見通していることをあらわします。
上の歯で下唇を噛むもの、下の歯で右の上唇を噛み、
上の歯で左の下唇を噛むものがあります。
これをさらに発展させて、右上と左下に犬歯をあらわして
突き出したものもあります。
座像と立像があります。 |
降三世明王 |
三世(過去・現在・未来)にわたって煩悩を消滅するといわれており、
左足で大自在天、右足でその妃烏摩を踏んでいます。
三面または四面八臂で、種々の武器を持ちます。 |
軍荼利明王 |
大一面三目八臂で火焔を負います。
二臂を胸の前で合わせ、他は武器を持っています。
手足・首・腰などに蛇を巻きつけているのが特徴です。 |
大威徳明王 |
三面または六面六臂六足という変わった尊像で、
水牛に乗っているのが多いです。 |
金剛夜叉明王 |
三面六臂で、それぞれの顔に五眼を有し、武器を持ち、
左足を上げ、右足は蓮台を踏んでいるのが一般的です。 |
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≪ 四天王 ≫
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持国天 |
国を支えるものを意味します。
神王形で、左手に刀、または鉾を持ちます。 |
増長天 |
芽生えた穀物を意味します。
甲冑を着け、右手に大刀を持ち、左手こぶしを腰にあてています。 |
広目天 |
悪人を罰して仏心を起こさせるといわれています。
神王形で、赤い身体で手に鉾を持っています。 |
多聞天 |
護法と施福を司どるといわれています。
神王形で、左手に宝塔、右手に宝棒を持っています。
七福神の一つにも加えられています。
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法隆寺・東大寺・興福寺・唐招提寺の「四天王立像」はすべて国宝です。 |
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≪ 金剛界見取図 ≫
四院会 |
一印会 |
理趣会 |
供養会 |
成身会 |
降三世会 |
微細会 |
三昧耶会 |
降三世三昧耶会 |
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≪ 胎蔵界見取図 ≫
外金剛部院
文殊院 |
地蔵院 |
釈迦院 |
除蓋障院 |
観音院 |
遍知院 |
金剛手院 |
中台八葉院 |
持明院 |
虚空蔵院 |
蘇悉地院 |
外金剛部院 |
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