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坂東三十三ヶ所観音霊場

鎌倉幕府を開いた源頼朝の観音信仰は有名で、高さ二寸(約6cm)の
観音像を 肌身離さず持ち歩いていたといわれています。 その影響を
受けた御家人を通して、観音信仰は関東一円に広がり 「坂東三十三
ヶ所観音霊場」は、 十三世紀の初めごろに確立されたとされています。

一番は、鎌倉の「杉本寺」で、十一面観音を本尊として祀られています。
ここは、頼朝の大姫が大病を患い小康を得た建久四年に、 頼朝自ら加
護を感謝して参詣したところから一番とされました。 順路は、鎌倉から
海づ沿いに西進し 小田原の「飯泉観音」(五番・勝福寺)から山沿いに
北上します。 八番「慈光寺」は、修験道で有名で山伏が盛んに活躍した
霊場です。 (本尊・千手観音) 全国でも屈指の観音霊場として有名な東
京「浅草寺」が十三番であり 群馬「白岩観音」(十五番)から筑波山の
「大御堂」(二十五番)を経て 房総半島に入り、館山市の「那古寺」(
本尊・千手観音)にいたって、 壮大な「坂東三十三ヶ所観音霊場めぐり」
は終わりとなります。

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秩父三十四ヵ所観音霊場

一番は、東京から最も近い定峰峠を越えた「妙音寺」です。
この寺は一般に「四万部寺」と呼ばれ、聖観音を本尊として
います。 その後、山辺の道をたどりながら秩父市に向かいます。

二十番の「岩の上堂」は、聖観音を本尊としていますが、藤原時
代の作といわれています。 そしてこれ以降の巡拝コースは 荒川
に沿って山中の寺院をめぐりながら結番の三十四番「水潜寺」に
到着します。 この寺は千手観音を本尊とし、 境内に清水の湧き
出る洞窟があるので俗に「みずくぐり寺」ともよばれています。

秩父の霊場は、西国三十三ヵ所、坂東三十三ヵ所と合わせて
「日本百観音」という全国的規模の巡礼コースとなります。
そこで、この「水潜寺」が百番目の霊場という事になります。
そしてこの洞窟をくぐることを「胎内くぐり」といって、こ
の胴をくぐり終えてはじめて日本百観音を巡礼したことになり
ます。 またこれをくぐることにより、ふたたび俗界に帰るとさ
れています。

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